東急不動産株式会社(以下、東急不動産)と日本電信電話株式会社(以下、NTT)、株式会社 NTT ドコモ(以下、ドコモ)は、まちづくり分野において世界で初めて、次世代ネットワークAPN IOWN1.0※1 を「Shibuya Sakura Stage」へ導入することに伴い、2023年12月13日から12月15日まで、APN IOWN1.0の「高速・大容量」「低遅延・ゆらぎゼロ※2」の特性を体験できる「IOWN WEEK」イベント※3(以下、本イベント)を開催した。本イベントでは、APN IOWN1.0を体感する場として、お笑い芸人が遠隔から遅延無くラップバトルや漫才などを披露する「IOWN エンタメイベント」を「Shibuya Sakura Stage」で実施するほか、「Shibuya Sakura Stage」へ入居する法人向けにオフィスでの利用を想定した「IOWN ウェブ会議」を「渋谷ソラスタ」で実施。APN IOWN1.0を活用した遠隔ラップバ トルやウェブ会議は世界初※4の試みとなる。
1.背景
東急不動産とNTTグループ※5は、2023年6月7日に「IOWN構想※6に関連した技術・サービスなどを活用した新たなまちづくりに向けた協業」に合意し、本協業の最初の取り組みとして12月11日に「Shibuya Sakura Stage」へAPN IOWN1.0を導入した。APN IOWN1.0の導入により、非圧縮での映像伝送による4K映像の投影やクリアな音声伝送などが可能になるため、イベントスペースでは離れた場所で行われているお笑いイベントや音楽ライブをまるでその場で行われているかのように楽しめるなど、新たなエンターテイメント体験ができるように。また、オフィスでは離れた場所のパートナーと直接対面しているかのように働くことが可能になるほか、映像の編集を離れた複数拠点で同時に実施できる、リモートプロダクションへの活用も期待できる。
2.イベント概要
「Shibuya Sakura Stage」へのAPN IOWN1.0の導入に伴い、「IOWN WEEK」イベントを2023年の12 月13日から12月15日までの3日間、開催。 イベントでは、APN IOWN1.0を活用した「IOWN エンタメイベント」と「IOWN ウェブ会議」の2つのコンテンツを実施した。
3.今後に向けて
今後も東急不動産、NTTグループは、次世代ネットワークAPN IOWN1.0を通して超高速かつ低遅延な通信環境を提供するとともに、広域渋谷圏※7を中心に、将来的にはIOWNを活用し消費電力を大幅に低減したまちづくりを進めていく。
※1 APN IOWN1.0とは、NTT東日本とNTT西日本が2023年3月に提供を開始した、通信ネットワークの全区間で光波長を専有するオールフォトニクス・ネットワーク(All-Photonics Network)サービス。詳細はホームページにて。
※2 時分割多重方式(送信する時間を固定化して情報を区別)を採用することで、トラヒック状況による遅延やパケットロスを抑制。
※3 「IOWN WEEK」イベントは、事前案内された関係者・企業が参加。
※4 2023年11月22日 ドコモ調べ。
※5 NTT、NTTドコモ、NTT東日本の3社を指す。
※6 IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想とは、あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、光を中心とした革新的技術を活用し、高速大容量通信ならびに膨大な計算リソースなどを提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤の構想。詳細はホームページにて。
※7 広域渋谷圏とは、東急グループが定める、「働く」「遊ぶ」「暮らす」が融合した持続性あるまちを目指し、まちづくり戦略“Greater SHIBUYA 2.0”において定めた、渋谷駅から半径2.5km のエリアのことを指す。 詳細はホームページにて。