東急不動産株式会社は、シブヤスタートアップス株式会社、Entrepreneur Roundtable Accelerator、株式会社野村総合研究所と共同で、東京都が主催する多様な主体によるスタートアップ支援展開事業「TOKYO SUTEAM」の令和7年度協定事業者として採択されたことを発表した。全50社が協定事業者として採択され、その中で7社が選定される重点分野(環境・エネルギー・気候変動分野、協定金最大1億円)における採択である。
本採択に伴い、グローバルで活躍するグリーンテック分野におけるスタートアップの成長を支援するプログラム「GREEN VALLEY SHIBUYA(グリーン バレー シブヤ)」への参加スタートアップの募集を開始。本プログラムでは、広域渋谷圏を中心とした当社施設のほか、渋谷駅前の広場をはじめとする公共空間での実証実験もサポートする。また、環境貢献度で評価を行うコンテストも実施する。
「GREEN VALLEY SHIBUYA」概要
本プログラムは、世界が直面する環境課題の解決に挑む国内外の有望なグリーンテックスタートアップを6社程度採択し、広域渋谷圏での実証実験機会などを提供する取り組みだ。実証フィールドとして、広域渋谷圏における公共空間や、東急不動産の多様なアセット(オフィスビル、商業施設、複合施設、ホテル、住宅等)を提供する。
さらに、採択したスタートアップの実証結果を、環境貢献度などで評価するコンテストも開催。コンテストには、国内外の著名な研究者・事業家や、ベンチャーキャピタルのファウンダー等を審査員として迎え、さらには海外投資家も招待するなど、スタートアップに対しネットワーキングや資金調達の機会を創出することで、さらなる成長を支援する。

【募集要項】
・募集期間: 2025年11月25日(火) ~ 2026年2月27日(金)
・採択スタートアップ数: 6社程度(予定)
・対象となるスタートアップ:国内外のグリーンテック分野のスタートアップ
・法人の所在地:日本国内、海外 ※東京都に所在がない場合、将来的な東京都への進出予定が条件
・対象テーマ(例): クリーンエネルギー、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、アグリ&フードテック、生物多様性・サステナビリティ、スマートモビリティ・シェアリング ほか
・応募方法:下記公式サイトの応募フォームからエントリーいただけます。
https://tlc-shibuya-innovation.net/gvs
東急不動産のスタートアップ支援
東急不動産は、広域渋谷圏のまちづくりにおいて、スタートアップとの共創による新産業や最先端の事業創出を通じたエリア価値の向上やにぎわいづくりを推進している。これまで、スタートアップの成長に寄り添う場所の提供や継続的な出資サポート、産官学の様々なプレイヤーとの連携機会の創出に取り組んできた。
2025年1月には、ディープテック分野のスタートアップのためのグローバルなイノベーション・コミュニティ拠点として、渋谷サクラステージ内に「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA(SDS)」を開業。SDSでは、6月からマサチューセッツ工科大学の教授陣等が監修するアクセラレータープログラムを開始している。2025年10月には同じく渋谷サクラステージ内に、アントレプレナーシップを育む「TECH-Tokyo」を開設した。
これまでのスタートアップ支援の知見と、広域渋谷圏が持つポテンシャルを掛け合わせ、スタートアップが成長過程で直面する「実証」「発信」「資金調達」の課題解決に貢献する。公共空間等を活用した早期の社会実装への道筋のサポートや、渋谷のメディア性を活かしたPR、またグローバルな資金調達の機会提供などにより、スタートアップの活躍を後押ししていく。
スタートアップ支援展開事業「TOKYO SUTEAM」について
東京都は、スタートアップ育成の戦略として、令和4年11月に「Global Innovation with STARTUPS」を策定。この戦略の中で、「未来を切り拓く10x10x10のイノベーションビジョン」を掲げ、東京発ユニコーン数・東京の起業数及び東京都の協働実践数をそれぞれ5年で 10倍にする目標を掲げている。本イノベーションビジョンを達成するために、東京都は多様な主体によるスタートアップ支援展開事業TOKYO SUTEAMを実施している。
本事業では、東京都と協働してスタートアップを支援する事業者を「協定事業者」として選定し、協定事業者は東京都や他の協定事業者と連携しながら、原則約1年半にわたりそれぞれのネットワークやフィールド等の強みを生かし、スタートアップ支援を展開していく。
TOKYO SUTEAM公式サイト:https://tokyosuteam.metro.tokyo.lg.jp/


