

「暮らすように泊まる」を実現するハイアット ハウス

ラウンドテーブルのオープニングを務めたのは日本ハイアットの坂村政彦氏。ハイアットの国内ホテルとしては20軒目、東京では7軒目となるハイアット ハウス 東京 渋谷について「世界的に有名なスクランブル交差点にも近く、渋谷駅から歩行者デッキでつながる好立地に開業できたことを嬉しく思う」と渋谷での開業に喜びを述べた。
ハイアットが世界で28種、日本では8種展開するホテルブランドの中でも、ハイアット ハウスは「暮らすように泊まる」をコンセプトとした中長期滞在型施設。過不足のない十分な設備とサービス内容をロケーションに応じて提供するブランドとして、国内では金沢に次ぐ2拠点目として渋谷が選ばれた。



ハイアット ハウス 東京 渋谷の客室はスイート18室を含む全126室。「暮らすように泊まる」というコンセプトを体現した明るく開放感のある空間には、全室にキッチン、洗濯乾燥機、オーブンレンジ、バスタブ、冷蔵庫を完備。日々の暮らしに欠かせないものとしてセレクトされた設備が、中長期の滞在における快適な日常生活を約束してくれるのだ。
コロナ禍を経て、世界中でリモートワークやデジタルノマドという働き方が急速に広がっている。坂村氏は「スーツケース一つで暮らすように泊まっていただけるハイアット ハウスは、こうした需要に確実に応えることができる。『渋谷の真ん中で暮らしてみたい』という夢を気軽に実現する場所として、ビジネスでもレジャーでも、気軽に利用できる場所として末永くご愛顧いただきたい」と、挨拶を締め括った。

非日常ではなく「自分らしい暮らし」を送るための場所

ハイアット ハウス 東京 渋谷 総支配人の矢野花恵氏は、同施設のコンセプトを「渋谷の鼓動を肌で感じる 暮らすような滞在 、我が家のような心地よさを旅先でも」と紹介。一泊から数ヶ月以上に至るまで、思い立った日から暮らすように滞在できる場所であることを強調した。
ハイアット ハウス 東京 渋谷 総支配人 : 矢野花恵氏 コメント
渋谷は仕事やショッピングにくるだけの街ではなく、様々なトレンドやカルチャーの発信地としてたくさんの「顔」を持ちあわせています。ファッショナブルな渋谷、ノスタルジックな渋谷、文化とエンターテイメントの渋谷、グルメな渋谷、音楽の街渋谷、そして世界的にも有名なスクランブル交差点があるなど、それぞれが広域渋谷圏のいたる所に散らばっています。そして渋谷は常に新しいコトを取り入れながら変化し続けている、エキサイティングな街です。渋谷駅前の桜丘に位置するハイアット ハウス 東京 渋谷を拠点に、渋谷で暮らすように滞在して、ゲストそれぞれの「自分の渋谷」を見つけていただければ嬉しいです。
ゲストが旅先でも心身の健康を維持し、ストレスなく自分らしい「暮らし」を実現するために、ハイアット ハウス 東京 渋谷には様々な施設が用意されている。自分の食べたいものを自由に作り、思い立った時に洗濯でき、ワークスペースも兼ね備えた客室にもそのコンセプトは存分に表れているが、自分らしい日々を送るための場所は客室だけにとどまらない。



温めるだけで食べられる料理やスナック、地元に根付いたドリンクなどを取り揃えた「H Market」は24時間利用可能で、生活のさまざまなシーンにフィットする。宿泊者以外も利用できる「H Bar」や、シンプルな朝食ブッフェを始め、ランチとディナータイムにはこだわりのモダンジャパニーズフレンチ料理が楽しめるレストラン「MOSS CROSS TOKYO」でのひとときは、食を通じて滞在時に喜びをもたらしてくれるだろう。


渋谷の街並みを一望できる屋内プールや、最新マシンを取り揃えた24時間利用可能なフィットネスセンターは、フィジカル面から滞在者の生活をサポートしてくれる。旅先でもいつもと変わらぬ生活を送るために、こうした健康維持につながる施設が活躍してくれるだろう。渋谷の真ん中にいることを忘れさせるような緑に包まれ、リフレッシュできるルーフトップガーデンテラスも、心身ともに豊かな生活の一助となってくれるはずだ。


ハイアット ハウス 東京 渋谷のターゲットは長期滞在目的のビジネスパーソンやインバウンドのファミリー層、リモートワーカーやデジタルノマド、レジャー目的の国内ユーザーなど幅広い。上記で紹介した施設はすべて、多様な年齢層・国籍のゲストに「非日常」ではなく「渋谷で暮らすように泊まる」体験を提供するために設けられたものだ。
矢野氏は地域における同施設のあり方について「桜丘は渋谷の中心にありながら落ち着きがあり、街の活気を肌で感じられる場所。モノよりコトの時代にふさわしい、ハイアット ハウス 東京 渋谷だからこそ提案できる『渋谷の暮らし方』という体験を提供し、一緒に渋谷を盛り上げていきたい」と意気込んだ。
広域渋谷圏(Greater SHIBUYA)に繰り出す滞在型拠点

東急不動産の友井俊介氏は、東急グループが手がける渋谷の再開発と、ハイアット ハウス 東京 渋谷の関連について解説。「渋谷サクラステージは100年に一度の渋谷再開発において、駅中心地区のラストピースと位置付けられる場所。国際競争力を強化する機能として、起業支援施設や国際医療施設も備えている」と語り、多国籍言語に対応可能なインターナショナルブランドであるハイアット ハウス 東京 渋谷 が、それらに続くグローバルニーズに応える拠点になると説明した。
東急グループは渋谷駅から半径2.5km圏内を広域渋谷圏(Greater SHIBUYA)と位置付けてまちづくりを展開。東急不動産では、フォレストゲート代官山や東急プラザ「ハラカド」など、渋谷のカルチャーを承継し、増幅していくための拠点を立ち上げ続けている。
ハイアット ハウス 東京 渋谷は、広域渋谷圏における「働く」「遊ぶ」「暮らす」が融合した、渋谷型都市ライフを堪能するための拠点にもなる。滞在しながら他の拠点まで足を伸ばしたり、施設内で渋谷の文化を堪能したりと、一日から長期間にわたる新たな生活を体験するにあたって、高品質なサービスアパートメントはこれ以上なく好相性と言えるだろう。

「H Market」では渋谷に拠点を置くワイナリーによるワイン「Scramble cross」も楽しめる。エチケットに描かれたハチ公のイラストや、多様性のあるブドウを配合した味わいなど、渋谷のカルチャーにインスパイアされた製品だ。
国際競争力強化の観点において、世界的な知名度を持つハイアットの存在感は大きなものだ。友井氏はハイアットを東急不動産のホテル・リゾート事業の有力なパートナーとして認識し、今後も戦略が合致すれば協業したいと取材陣に答えていた。
また、渋谷におけるホテルの数は街の規模に対してまだ少なく、全体の母数が増えることが望ましいとしながらも、ハイアット ハウス 東京 渋谷は駅近のロケーションという強みを持つ、中長期滞在に特化した場所として独自のポジションにあることを強調した。
暮らすように泊まり、渋谷の街に根差した滞在施設へ

質疑応答で渋谷への印象を問われた日本ハイアットの坂村氏は「渋谷はあらゆるカルチャーや価値観が集約される場所。世界的なビジネスやクリエイティブの拠点となり、他国にはない価値や感性のある都市として滞在需要が伸びることを期待している。また、一泊では味わいきれない広域渋谷圏の魅力をくまなく体感していただくために、宿泊者向けの情報発信にも力を入れていく」と答え、渋谷のワールドワイドな存在感や長期滞在ならではの魅力について期待を述べた。
坂村氏によれば、ハイアット ハウス 東京 渋谷での長期滞在は、主に日本に拠点を持つ国際的企業の利用をイメージしているという。プロジェクトベースでの利用を皮切りに、世界的に人気を誇る日本各地の観光地にまで足を運ぶ拠点としても、高いニーズがあると自信を滲ませた。

予約の状況は好調で、現状では海外からの利用者が8割程度を占めるという。矢野氏によれば、国内外から訪れたゲストに渋谷の街を堪能してもらうため、地元の観光協会と連携した活動も始まっている。既に渋谷にゆかりのあるビールやワインを取り揃えているが、今後はハイアット ハウス 東京 渋谷内でのイベントやポップアップも計画しているという。
「暮らすように泊まる」を体現した、ハイアット ハウス 東京 渋谷で過ごす時間。それはきっと、渋谷の楽しみをさらに深めるものになるに違いない。
