これからの渋谷は、ウェルビーイングの街になる—。そう聞いてピンとくる人は多くないかもしれない。多様なカルチャーが生まれ、目まぐるしくトレンドが変化していく。話題に事欠かないダイナミックな街だからこそ、「心身の安らぐ体験」と「渋谷のイメージ」はかけ離れているように思えるからだ。しかし、100年に一度と言われる再開発が行われている今、渋谷に新たに生まれた拠点からウェルビーイングのカルチャーが芽吹こうとしている。その中心となるプロジェクトが「SHIBUYA LIFE TUNING journey（シブヤライフチューニングジャーニー）」だ。東急不動産と株式会社B-Connectの展開するウェルネスプラットフォーム「<a href="https://life-tuning-online.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">LIFE TUNING DAYS</a>」がタッグを組み、渋谷駅から半径2.5kmの広域渋谷圏（Greater SHIBUYA）に点在する東急不動産の各施設を活用しながら、「SHIBUYA LIFE TUNING journey」と冠した回遊型のイベントを実施していく。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/34475a7d6d344305922e3c180bdf73af/shiho_1.jpg" alt="" width="1788" height="1258"></figure>ヨガやウェルビーイングを日常に取り入れ、心と身体を整える仕組みを渋谷から発信していくことで、広域渋谷圏の魅力活性化につなげたい。こうした思いをもとに立ち上げたのが「SHIBUYA LIFE TUNING journey」だ。同プロジェクトを盛り上げるのは、ウェルネスプラットフォーム「LIFE TUNING DAYS」のトータルアンバサダーを務めるSHIHOさん。モデルとして活躍しながら、5000年前から続くヨガからヒントを得て心身が健康で美しくなるウェルビーイングな暮らしを提案する、幅広い世代から支持を集める人物だ。渋谷の新たなカルチャーに「ウェルビーイング」を加える取り組みや、プロジェクトの目指す未来を、メディア向け発表会やヨガ講師SHIHOさんのイベントの様子からレポートする。<h2 id="h2c3ea8d962">渋谷で心と身体を整える。ウェルビーイングとクリエイティブの好循環</h2><a href="https://www.life-land-shibuya.com/article/6s_by6vk8" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Shibuya Sakura Stage（渋谷サクラステージ）</a>にて２月に行われたメディア向け発表会では、スペシャルゲストに武田真治さんを招き、プロジェクトの概要や渋谷の街を起点にトータルウェルネスを広げていく活動について説明がなされた。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/aa9783017fc442af88d74f6d265382e4/_5_A6267.jpg" alt="" width="2000" height="1334"><figcaption>東急不動産株式会社 都市事業ユニット 渋谷事業本部 執行役員本部長 黒川泰宏氏</figcaption></figure>イベントに登壇した東急不動産の黒川氏は「渋谷に心と身体を整える場所を作ることがコンセプト。渋谷で過ごす人々が、自身の健康や健康的な生き方に関心を持ってもらえるような取り組みにしたい。本プロジェクトでは、渋谷の各施設でヨガイベントを行い、朝からアクティブに活動するウェルビーイングなライフスタイルを提案していく」とコメントした。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/19ea3388313842199d59fd7839624245/_5_B2335.jpg" alt="" width="2000" height="1334"></figure>渋谷フクラス（東急プラザ渋谷）では、オープン前の時間を用いた「朝ヨガ」がすでに実施されており、毎月1,000人ほどが参加する人気イベントとなっている。また、2023年6月には世界初の<a href="https://www.life-land-shibuya.com/article/u-s8e7upm" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">サウナ×ピッチイベントを渋谷SAUNASで実施する</a>など、渋谷ならではの施設や環境を活かしたユニークな取り組みが各所で始まっている。「訪れた人がクリエイティブなものを創造し、グローバルに発信されることで再び人が集まってくる。渋谷はそんな循環が起こる街。働く人・暮らす人・遊びに来る人が心と身体をしっかり整えて、さらに渋谷を好きになってもらうために、ウェルビーイングを支える活動を仕掛けていきたい」（黒川氏）<h2 id="h92f71ef72c">ウェルビーイングが街中で体験できる、新たなライフスタイル</h2><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/c332a644c7f449cea54eeb394b914cc7/_5_A6361.jpg" alt="" width="2000" height="1334"></figure>LIFE TUNING DAYS トータルアンバサダーのSHIHOさんは、「SHIBUYA LIFE TUNING journey」の一環で行われるイベントのオープニングレッスンを担当する。ヨガレッスンやメディテーションを始め、他分野のプロフェッショナルとも協力しながら、スペシャルなコンテンツを手がけていくという。「渋谷はこれまで、ショッピングやエンタメが充実する意識が『外側』に向かう場所だった。今回のプロジェクトを通して、私たちの心の『内側』に向き合う機会がつくれたら」そう語るSHIHOさんは、スタジオではなく街中の商業施設という誰にとっても身近な場所で、「ウェルビーイングな体験が当たり前に組み込まれる生活が、渋谷から始まっていくのが楽しみ」だと述べた。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/6dd46a2082254dffa386533e8a41f67e/shiho_2.jpg" alt="" width="1788" height="1256"></figure>ウェルビーイングのプロであるLIFE TUNING DAYSと、まちづくりのプロである東急不動産のコラボレーション。「SHIBUYA LIFE TUNING journey」のイベントには、老若男女を問わないものが多い。個人から家族まで、幅広い層で楽しめるウェルビーイングな体験を通じて、渋谷の街ならではの新たな繋がりも生まれていく。SHIHOさんは、「新しい施設ならではの音や映像を使ったクラスができるのも魅力的。特にメディテーションは『do』ではなく『be』を大事にするものだから、ただ寝転んだり、そこにいるだけのクラスがあってもいい。いろいろと考えながら、新たなチャレンジをしていきたい」と期待に胸を膨らませた。そんなプロジェクトの大きな目標に掲げるのが、広域渋谷圏をメイン会場としたリアル×オンラインの「全国を繋いだ１万人ヨガ」の開催だ。渋谷を起点に世界中とつながり、エネルギーを共有し合う体験は、またとないものになるだろう。<h2 id="hbc8b229a56">五感にアプローチして、朝から心と身体を整える「SHIBUYA LIFE TUNING journey」</h2>3月30日には、『職・住・遊 近接の新しいライフスタイル』を提案する複合施設<a href="https://www.life-land-shibuya.com/article/0xra0khxydy" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">フォレストゲート代官山</a>にて、「SHIBUYA LIFE TUNING journey」プロジェクト第一弾のオープニングイベントが実施された。「心と身体を整える Yoga&amp;Meditation」をテーマに、SHIHOさんが60分のレッスンを行うほか、代官山ならではの豪華な参加者特典も付いてくる充実したコンテンツ内容だった。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/50f09772be474b168c1143668cab4e4d/007A8983-2.jpg" alt="" width="2000" height="1333"><figcaption>フォレストゲート代官山で行われた第一弾イベントの様子。施設内３Fのビジネスエアポート代官山のスペースにて実施された。</figcaption></figure>またとないスペシャルな企画だったこともあり、25名限定のイベントチケットは販売開始からわずか数分で完売したという。SHIHOさんは、2023年10月にオープンしたフォレストゲート代官山の施設内でヨガレッスンをやることに対し、「とても新鮮な気持ちで、今まで感じたことのない何かを得られる体験になると思いますし、その変化を実感することに非常にワクワクします」と 心を弾ませていた。また、この日のために特別に用意したバラをスチームしながらレッスンを行っていくことをSHIHOさんは冒頭で説明。「滋賀県に『WABARA』という、他のものは何も入っていない100%無農薬で作られたバラのオリジナル品種があり、その香りを楽しみながら、心と身体をしっかり整えて、気持ちいい朝を迎えられたらと思います」（SHIHOさん、以下同）そして、お待ちかねのレッスン開始。「今日は映像、音、香りなど五感にアプローチするプログラムが用意されています。思考の忙しさや感情的な気持ちは抑え、五感からいろいろなものを受け取って、その楽しさや喜びを味わう時間にしてくださいね」そう参加者に呼びかけるSHIHOさんは、ヨガで最も大事なのは“呼吸”だと強調した。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/1a29b2c9be084b9e863e3c884bf8c915/007A8943-2.jpg" alt="" width="2000" height="1333"></figure>ヨガのポーズばかりに目が行きがちだが、ヨガをしている最中はできる限り深い呼吸を意識することが大事だという。ヨガの呼吸法を「プラーナヤーマ（Pranayama）」と呼び、宇宙に存在する生命エネルギーを指す“プラーナ”と、そのエネルギーを制御する“アヤーナ”の2つの意味を持つ言葉から成り立っている。ヨガ中の呼吸は自分の中にポジティブな生命エネルギーを取り入れ、コントロールしていく意味合いがあるとのことだ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/e8fa393b7a6249e2afcefd78b164a58d/007A9098-2.jpg" alt="" width="2000" height="1333"></figure>「プラーナヤーマと自分の意識は強く繋がっています。『自分がどういう意識を持ちながら呼吸をするのか』によって、ヨガの効果は変わってきますので、ポジティブな生命エネルギーを取り入れるイメージをしながら取り組んでみてください」さらに、生命エネルギーを感じ取るスタート位置は恥骨と尾骨の間にあり、ヨガ中はその部位を引き締める感覚で呼吸することで全身の力が緩み、ヨガポーズが取りやすくなるという。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/b3f95a471aee42f5ae8c775b25d6bc2c/007A9058-2.jpg" alt="" width="2000" height="1333"></figure>レッスンでは前半に呼吸のコツを掴み、ポジティブなエネルギーで心身を解放するヨガを実施。後半はクリスタルサウンドによるシャバアサナとシンギング・リンで心身を浄化していく瞑想（メディテーション）が行われた。心地よいサウンドを聴きながら、ヨガで体を動かし、メディテーションで心を静める。朝からウェルビーイング体験を満喫した参加者は自然と笑みがこぼれ、達成感や健やかな朝時間を堪能していた。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/849b04cc51174a3881fda26303119410/007A9079-2.jpg" alt="" width="2000" height="1333"><figcaption>参加者にはパレスホテルが手がけるブーランジュリーブランド「Et Nunc（エトヌンク）」のパン詰め合わせ、「ジョー マローン ロンドン」のコロンとボディ &amp; ハンド ローションのトライセットを贈呈。またレッスン後には、フォレストゲート代官山内・ブルーボトルコーヒー代官山カフェのブランチプレートも提供された。</figcaption></figure><h2 id="hb3ac27fb6e">その時に、その場所でしか味わえないウェルビーイング体験を届けたい</h2><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/e88ffcb211f7410f94346c028d2ba7ef/007A9126-2.jpg" alt="" width="2000" height="1333"><figcaption>イベントの最後に参加者全員で記念撮影。「SHIBUYA LIFE TUNING journey」の第一弾イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。</figcaption></figure>終了後、SHIHOさんにイベントを終えた感想や「SHIBUYA LIFE TUNING journey」の展望について話を伺った。イベントの手応えについては、「新しく生まれたフォレストゲート代官山のこの新鮮な空間で、参加者の皆様の五感にトータルでアプローチできた。とてもゴージャスな時間でした」と述べ、今後開催していく他の商業施設では「その時に、その場所だからこそできることをレッスンにも反映していきたい。そこで有意義な時間を過ごすことで、自分の日常への向き合い方や生き方が変わるようなイベントがつくれたらいいなと思っています」と抱負を語った。この代官山のイベントを皮切りに、2024年４月にはイベント第２弾として、Shibuya Sakura Stageと渋谷フクラス（東急プラザ渋谷）の２拠点を活用したイベント、「2024 WELLNESS SCRAMBL！ 心と身体を整える Yoga&amp;Meditation」を開催。イベントのオープニングレッスンを行ったSHIHOさんをはじめ、数十名のプロのヨガ講師が２日間を通して２拠点同時開催でプログラムを実施した。本イベントのShibuya Sakura Stageレッスンチケット代金の一部を、渋谷区立小中学校PTA連合会の協力のもと、ドネーションとして渋谷区の小中学校にヨガマットをプレゼントする取り組みもスタートされた。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/4a03468f701a48b28fb4ff6943a74972/IMG_4906%20(1).jpg" alt="" width="2000" height="1500"><figcaption>SHIBUYA LIFE TUNING journeyイベント第２弾の様子。SHIHOさんのレクチャー回はソールドアウトし、大盛況で幕を閉じた。</figcaption></figure>イベント第３弾として５月25日には、2024年４月にオープンしたクリエイティブとカルチャーが集積する新施設、<a href="https://harakado.tokyu-plaza.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急プラザ原宿「ハラカド」</a>でのイベントも控えるSHIHOさん。その意気込みを以下のように語った。「原宿の交差点の真ん中で、ずっと仮囲いで覆われていたハラカドは、“ここに何ができるんだろう？”と期待感を持っていた人も多いと思います。そんな方はこのイベントのタイミングでぜひ足を運んでもらえると嬉しいです。新しい場所には新しいエネルギーが満ちるもの、初めてヨガにチャレンジする人も大歓迎です。これからも渋谷を中心とした様々な街で、SHIBUYA LIFE TUNING journeyを盛りあげていきたいです」<blockquote>SHIBUYA LIFE TUNING journey(シブヤライフチューニングジャーニー） イベント第３弾 東急プラザ原宿「ハラカド」オープニング イベント 【心と身体を整える Yoga&amp;Meditation】 日時：5月25日（土）9:30〜 場所：東急プラザ原宿「ハラカド」 <a href="https://life-tuning-online.com/collections/%E6%9D%B1%E6%80%A5%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B6%E5%8E%9F%E5%AE%BF-%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%82%AB%E3%83%89" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">イベント詳細ページ</a><a href="https://life-tuning-online.com" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">LIFE TUNING DAYS Official HP</a></blockquote>

「渋谷にこころとからだを整える場所をつくっていく」というコンセプトのもと、広域渋谷圏の東急不動産の施設で、ヨガを中心としたウェルビーイングイベントを継続的に続けていくプロジェクト「SHIBUYA LIFE TUNING journey（シブヤライフチューニングジャーニー）」。Forestgate Daikanyama、Shibuya Sakura Stage、渋谷フクラス（東急プラザ渋谷）、そして2024年４月オープンの東急プラザ原宿「ハラカド」や、2025年２月供用開始予定の「代々木公園Park-PFI計画」とも連動する、新しい渋谷のウェルビーイングとは？

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1994年のデビュー以来女性の圧倒的な人気を得てトップモデルとなる。 ファッション雑誌・テレビ・ラジオ・CM・出版など幅広く活躍。心身が健康で美しくなるウェルビーイングな暮らしを提案している。ヨガDVD本 『SHIHO loves YOGA〜おうちヨガ〜』、出産後に出版した『トリニティスリム"全身やせ "ストレッチ』は、シリーズ累計40万部を突破。 現在は、各地でリトリートツアーをはじめとするさまざまなイベントも企画・開催するなど、多分野にて、幅広い世代の女性から支持を受けている。LIFE TUNING DAYS トータルアンバサダー／全米ヨガアライアンス認定講師／一般社団法人JAXURY委員会 MyJaxury アンバサダー2023／滋賀国際親善大使／Wellness AWARD of the Year 2019受賞

モデル

SHIHO

SHIBUYA WELL-BEING PROJECT レポート

心と身体を整える毎日を渋谷から。
SHIHOと巡る「SHIBUYA LIFE TUNING  journey」

シンガーソングライターのsetaさんと、ギタリスト／プロデューサーの佐橋佳幸さんが2020年に始動した「うたのカレンダー」。いわゆるバンドや音楽ユニットとは異なるこのプロジェクトは、街そのものがステージとなる自由な表現形態と肩肘張らないパフォーマンスで、コロナ禍の渋谷に訪れた人たちを元気づけてきた。2人の近況や、今後の展望について話を伺った。

Official HP

岡山県生まれのシンガーソングライター。2016年に渋谷のレーベル創業メンバーと出会い、本格的に音楽活動を開始。 現在は、絵や物語の執筆も積極的に展開し、初の個展ツアー『My name is...』を国内外で開催。

シンガーソングライター／クリエイター

seta（セタ）

note

1983年「UGUISS」のメンバーとしてエピック・ソニー（現在のエピックレコード・ジャパン）からデビュー。バンド解散後は数多くのミュージシャンのセッション・ギタリストとしてレコーディング、ライヴで大活躍を続けている。そのおもなミュージシャンとして小田和正、山下達郎、竹内まりや、佐野元春、桑田佳祐、坂本龍一など現在の音楽シーンをリードする大物アーティストがほとんど。並行して小倉博和とのギター・デュオ「山弦」でも活動中。

ギタリスト／音楽プロデューサー

佐橋佳幸

“Unknown（＝未知）” な才能に触れるカフェギャラリー。まだ何色にも規定されていない才能にリスペクトを込めて、空間デザインからフードやドリンクまでモノクロな世界観を表現。ギャラリースペースとカフェスペースには、マンガ誌アプリ「少年ジャンプ＋」の短編から新進気鋭の漫画家の作品を展示、60日ごとに新たにし、新しい才能を応援するとともに、来店者にUnknownな作品とのリアルな遭遇という体験を提供している。

The Unknown Cafe Gallery Harajuku

seta & 佐橋佳幸｜うたのカレンダー

次世代に名曲のバトンを。音楽の聴こえる街・渋谷で、
「うたのカレンダー」が歌い継ぐもの

TSUTAYAおよび蔦屋書店などの運営で知られるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社（以下、CCC）が、≪Might Be Classics≫と呼ばれる革新的なアートプロジェクトを推進中だ。その第１弾アーティストに選ばれ、学生対象アワード「CAF賞2023」で最優秀賞を受賞した美術家の菅野歩美さんと、本プロジェクトの発案者であるCCCアートラボのお2人を迎えて、広域渋谷圏におけるアートの可能性を語ってもらった。

1994年東京生まれ、東京藝術大学大学院博士後期課程在籍中。どこの土地にも存在する、土地にまつわるフォークロアがなぜ人々によって紡がれてきたのか、その背後にある歴史や個人の感情を考えながら映像インスタレーションを制作している。主な展覧会に『Study：大阪関西国際芸術祭「無人のアーク」』(うめきたSHIPホール、大阪、2023)、『GEMINI Laboratory Exhibition：デバッグの情景』 (ANB Tokyo、東京、2022)、『News From Atopia／アトピアだより』 (コートヤードHiroo、東京、2022)など。

美術家

菅野 歩美

2018年度文化庁メディア芸術祭京都展「ゴースト」メンバー。2018-2021年 KYOTO STEAM ―世界文化交流祭― ディレクター。2022年Brain Eno Ambient Kyoto企画制作。2023年Ambient Kyoto 2023実行委員会ディレクター。など様々なアーティストとの展示企画や企業案件などを行う。

CCCライフスタイルラボ本部 アートラボ事業部 事業戦略部

磯谷 香代子

今回の東急不動産とのプロジェクトでは磯谷との展示企画に加えて、DJのブッキングも担当。趣味はサウナ巡り。休日は愛猫と過ごす。

木村 直大

渋谷の谷底から、世界へ。今この時代に混沌とした渋谷の魅力を新たにつくりだすイベントスペース、アートギャラリー。世界のどこにもない渋谷だけの何かを展示している。運営は、渋谷の観光案内所＆アートセンター「shibuya-san」。

SACS Shibuya Art Collection Store

菅野歩美 & CCCアートラボ

100年後の未来から、渋谷を描く。
≪Might Be Classics≫とアーティストの理想的な関係

<h2 id="hdb548f47c6">近未来の渋谷・原宿をフォートナイトに再現</h2>今回のプロジェクトは、東急不動産と<a href="https://www.twellv.co.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">BS12 トゥエルビ</a>（無料BS放送）を運営するワールド・ハイビジョン・チャンネル株式会社が取り組む「デジタルツイン」施策の一環として行われた。デジタルツイン（DigitalTwin）とは、現実世界から収集した物体・環境などのデータを仮想空間上に構築し、あたかも“双子”のように再現する技術。東急不動産とBS12 トゥエルビは、デジタルツインの取り組みの一つとして、デジタル世界の広告と現実世界の広告を連動させる取り組みを発表した。これからは既存のOOHやデジタル広告といったメディア媒体にとどまらない、新たな広告価値の創出を目指していくという。渋谷や原宿には多様な人が集い、カルチャーの発信地として栄えてきた歴史がある。時代とともに変わりゆく街の様相や普段目にする広告や風景を、デジタル空間にも構築すれば見え方や感じ方は全く違ってくるだろう。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/77aed85da6a0438f89b53837698d9d3f/harakado.png" alt="" width="1920" height="1080"><figcaption>フォートナイトのプレイ画面の中に、2024年春開業予定の東急プラザ原宿「ハラカド」を再現。また、ゲームの世界の中に、リアルでは物理的制約や法令・条例などの制限から実現できない広告枠を出現させている。</figcaption></figure>現実世界でも、さまざまな流行や文化を生み出してきた渋谷と原宿。それらをデジタルツインに見立てた場合、一体どのような体験価値を見出すことができるのか。「近未来」をテーマに、フォートナイト内に再現された4物件は、現実にある商業施設のディテールや面影を残しつつ、ゲームクリエイターが思い描く「創造」も反映されている。そうした「現在」と「未来」が調和し、“近未来都市”の世界観を体現した空間が広がっているのだ。その空間内に広告スペースを設け、リアルとデジタルを連動させた展開を視野に入れているのが本プロジェクトのデジタルツインを活用した広告である。現実世界における屋外広告では、一定の基準が法律によって定められており、その枠組みの中で広告クリエイティブを制作する必要性があった。それがデジタル空間であれば、リアルでは実現できなかった場所への広告表示が可能になるわけだ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/2d6cab9420fd446191bdfd1c71996923/fukurasu_1.png" alt="" width="1920" height="1080"><figcaption>フォートナイトの中に再現された「渋谷フクラス」。</figcaption></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/43231caaf79c44669e9ff0463c643635/_5_B9872.jpg" alt="" width="2000" height="1334"><figcaption>2023年12月現在の「渋谷フクラス」外観。</figcaption></figure>既存のOOHメディア以外に、企業がデジタル空間で訴求を行うことで、新たなブランドファンの獲得や認知度の向上が期待できる。今回のプロジェクトで連携したワールド・ハイビジョン・チャンネル株式会社は、主軸のBSデジタル放送事業のほかに、プロeスポーツチーム「<a href="https://harajuku-sg.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">原宿 STREET GAMERS</a>」を2021年1月に発足。初めは「PUBG MOBILE」のプロリーグに参戦を表明し、その後も「荒野行動」や「ぷよぷよeスポーツ」、「フォートナイト」など、様々なeスポーツ分野へ活動の場を広げてきた。直近では、eスポーツ事業に加えてメタバース領域にも拡張させており、同チームに所属するゲームクリエイターの茶太郎さん（18歳）とAMATSUさん（24歳）が、近未来の渋谷・原宿マップを手がけた。去る2023年10月21日には、フォートナイト内の近未来の渋谷・原宿マップを舞台にした「<a href="https://www.youtube.com/live/81N6AQ0e4qs?si=bVI_JlIPfYNTsbob" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">原宿eSCRAMBLE CUP</a>」を開催。逃走者チームとハンターチームに分かれてプレイする「リアル鬼ごっこ」形式のゲーム配信イベントが行われた。プレイヤーたちはデジタル空間に再現された渋谷と原宿を縦横無尽に駆け回り、現実と異なる近未来の街で熱戦が繰り広げられたのだ。茶太郎さんとAMATSUさんが考える近未来の渋谷・原宿とゲームの親和性とは何か。実際のステージづくりの裏側と、「ゲーム×広告×クリエイティブ」の拡張の可能性について両者に話を聞いた。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/b158aaa11ba34efead033a6aaa5bc200/_5_A1478.jpg" alt="" width="2000" height="1334"><figcaption>原宿 STREET GAMERSに所属するゲームクリエイターの茶太郎（左）氏と、AMATSU（右）氏。</figcaption></figure><h2 id="hd854e1410a">選んだのは個人クリエイターではなく“チーム”</h2> ─ まずはお二人のゲームとの出会いやフォートナイトでゲームを作るようになったきっかけを教えてください。茶太郎 ： 僕は神奈川県の藤沢生まれで、年齢は18歳になります。2歳の頃からゾンビゲームをやっていたというのを何となく覚えていて。昔から家族のみんながゲーム好きだったこともあって、自然とゲームに触れる環境がありました。クリエイティブに目覚めたきっかけは、小学校の頃に初めて「ゲームをつくるゲーム」をプレイしたこと。それをやってみて、「自分の考えた理想のゲームが、いつか自分でつくれるかもしれない」と感じました。自分がゲームをプレイしてきたなかで、もっとこうした方がいいとか、物足りないと思うところを自分自身でつくっていける。遊ぶだけでなく、次第にゲームづくりそのものにハマっていきました。AMATSU ： 私は大分県の出身で、小学校に入る前からゲームが大好きでした。男性向け・女性向け問わずにニンテンドーDSでいろんなジャンルのゲームをプレイしていて。フォートナイトは社会人になったときに弟から教えてもらいました。実はその当時、自分でもゲームをつくってみたいと思い始めていたので、フォートナイトの「クリエイティブモード」を知ったときは驚きましたね。「これで自由に自分の好きなゲームがつくれる！」と興奮しました。そこから徐々にフォートナイトで作品を公開していくようになりました。─ 現在は茶太郎さん、AMATSUさんともプロeスポーツチーム「原宿 STREET GAMERS」に加入しています。どのような経緯で所属が決まったんですか？<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/5769481e6bac44c78c28aee24a09265c/_5_A1625.jpg" alt="" width="2000" height="1334"></figure>茶太郎 ： 原宿 STREET GAMERSに加入する前から、AMATSUさんと同じく個人で制作したゲームをフォートナイト上で公開していました。フォートナイトはもとから「バトルロワイアルゲーム」というベースとなる基盤があり、その上に自分の考えたゲームを構築していけるため、すごく入りやすかった。原宿 STREET GAMERSの担当者からお声がけいただいたのは、ちょうど個人のゲームクリエイターとして活動するよりも、複数人で活動するのが好きで、どこかのチームに所属したいと考えていた時期でした。チームで活動することで、まさに今回のプロジェクトのような自分一人ではできない規模のゲームづくりに挑戦できる。原宿 STREET GAMERSにはその環境が揃っていて、まさに願ってもないチャンスでしたね。AMATSU ： 私もどこかのチームに所属してみたいとちょうど考えていたタイミングで。フォートナイトのゲームクリエイター同士が交流する場で親しくなった茶太郎さんから、「原宿 STREET GAMERSに入らない？」とお誘いを受けたのがきっかけですね。一人で活動していたときには味わえなかった面白さや楽しさを得られるだろうと、非常にワクワクしたのを覚えています。<h2 id="h08cac4a317">「ゲームならではの体験」を追求したメディアの可能性</h2>─ 今回の取り組みでは、広域渋谷圏の4物件をフォートナイト上に再現しました。渋谷フクラスのようにすでに現存するものもあれば、東急プラザ原宿「ハラカド」のようにまだ開業してない新施設もゲームの中には実装されています。お二人にとっても初めての経験だったと思いますが、どのようなアプローチで制作を行ったのでしょうか？AMATSU ： リアルな街をゲームの世界につくるのは自分にとって全く新たなチャレンジで、新鮮で面白かったです。また、「自分の考えた近未来を織り交ぜる」というテーマがあり、自由な発想を加えながら制作できたのが、とても楽しかったですね。今回、私は空間の装飾を担当したのですが、どうしても納得いくまで細かくつくってしまうタイプなので、一旦仮置きして茶太郎さんに手伝ってもらったり、一緒にテストプレイを繰り返したり、お互い意見と作業をラリーしながらつくることができたのが良かったなと思っています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/a2a75b6199c943759759590acc553276/fukurasu_2.png" alt="" width="1920" height="1080"></figure>茶太郎 ： 僕もAMATSUさんと同じで、現実にあるものをフォートナイト上で再現すること自体、全くやったことがありませんでした。ゲーム性やシステムを追求してきた自分にとって、実在する建物の制作は面白そうだなと思う反面、ちょっと難しそうだと感じたのが正直な気持ちでしたね。今までは、自分の好きなものを想像して「内から外につくっていく」ことを意識していましたが、今回は「外からパズルを敷き詰めて制作していく」という感覚を持って取り組みました。僕はAMATSUさんと真逆で、とりあえず大まかにつくり、後から仕上げていくスタンスなので、まずは自分が建物の位置や配置を決めていき、そこにAMATSUさんが装飾していくような役割分担になるように心がけました。─ 新しいチャレンジだったからこそ、意識したことはありますか？茶太郎 ： 従来のクリエイティブ制作と異なるのは、リアルに存在する物件を再現するだけでなく、「近未来の渋谷・原宿」を想像したものをつくるということでした。近未来は人によってさまざまな捉え方や考え方があるため、自由につくりすぎると一貫性のないものになってしまう。まずは二人の間でそのベースとなる世界観を統一しないといけないよねと、制作の前にAMATSUさんと話し合いました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/97422486b5d04a8689e5397652254ef7/_5_B9947.jpg" alt="" width="2000" height="1334"></figure>AMATSU ： 二人で「近未来の渋谷・原宿」のイメージを擦り合わせ、そこから素材集めをしていきました。私は物件の造形を担当したんですが、事前にいただいた物件のパースをできる限り忠実に再現するため、建物の質感とフォートナイト上の素材が似ているものを探して選んでいきました。─ ゲームの世界と現実世界をリンクさせる取り組みにどんな魅力や可能性を感じましたか？茶太郎 ： リアルとデジタルを連動させた作品だったので、イベントに参加したプレイヤーからは「ここ実際に行ったことある！」という反応があったのが、とても面白いなと感じましたね。個人的には、「ゲームでしかできない体験」を突き詰めると、もっと可能性が広がっていくのではと思っています。例えば、現実世界では絶対に許されない場所で踊ったり暴れたり（笑）。現実世界ではできない、やってはいけないことをゲームで体験することで、そこでしか得られない爽快感や高揚感を味わえる。今回は近未来でしたが、世紀末のような荒廃した渋谷があっても面白そうですよね。自分の思い描く、自由な世界観を構築できるのがゲームの醍醐味の一つなので、その辺りをクリエイターとしてもっと追求していきたいです。AMATSU ： 今回は東急不動産さんの広告をデジタルツインの中につくりましたが、作品の展示やギャラリーとしても活用できそうですよね。Unreal Editor for Fortnite（UEFN）の機能を使えば、自分のイラストをフォートナイト上に取り込めるので、自分の作品をデジタル空間に飾ることができます。行きたくても物理的に行けない美術館があっても、フォートナイトでは観に行ける。これもゲームならではの魅力じゃないでしょうか。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/e018aa2f6d6248b7b25cc34052e598a1/_5_B9957.jpg" alt="" width="2000" height="1334"></figure><h2 id="he15a9896ee">ゲームの世界線を超えたコラボレーション</h2> ─ 今回のフォートナイトの取り組みは、どんな人に知ってほしいですか？茶太郎 ： 何かをつくりたいという意欲があっても、ハードルが高いという先入観から躊躇している人ほど、ぜひプレイしてほしいですね。自分も最初は本当にゲームなんてつくれるとは思ってなかったのに、フォートナイトは意外と簡単にできたのを覚えています。ぜひ、まずはゲームの世界を体感することから始めてみると楽しさに気づくと思いますよ。AMATSU ： 「え、フォートナイトってこんなことできるの？」と驚いてもらえると、ゲームクリエイターとしては嬉しいですね。─ 最後に、これからチャレンジしてみたい領域や、コラボしてみたいジャンルはありますか？茶太郎 ： 映画やドラマが好きなので、将来的には映像作品の脚本家やプロデューサーの方と仕事してみたいです。友だち同士で同時接続して、オンラインで映画を観ることが今の若い世代では流行っていて。そういったカルチャーをゲーム内でも味わえるようなクリエイティブがつくれたら、もっといろんな可能性が広がると思っています。AMATSU ： 私も茶太郎と一緒になっちゃいますが、映像作品とゲームでコラボできたらいいなと考えています。映像は多様な演出や表現ができるし、何より距離や時間の制限を超えて魅力を伝えられる。業界の垣根を越えて、新たな価値を生み出していけるクリエイターに成長していきたいですね。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/c3cb12ccc71142eab3ea02e66969b1ff/_5_B9942.jpg" alt="" width="2000" height="1334"></figure>※ワールド・ハイビジョン・チャンネル株式会社の主催によるゲーム内イベント「原宿eSCRAMBLE Cup」で制作された渋谷・原宿の舞台はマップコードを一般公開中。 【近未来の渋谷マップコード】3572-9186-4209 【近未来の原宿マップコード】7902-8285-7817※これは独立して制作されたフォートナイト クリエイティブのコンテンツであり、Epic Gamesによりスポンサー、支援、または運営されるものではありません。原宿 STREET GAMERS HP <a href="https://harajuku-sg.com/">https://harajuku-sg.com/</a>

人気オンラインゲーム「FORTNITE（フォートナイト）」内に、若手ゲームクリエイターが制作した近未来の渋谷・原宿マップが公開された。広域渋谷圏（渋谷駅から半径2.5kmのエリア）の商業施設である「渋谷フクラス」と「Shibuya Sakura Stage」、「東急プラザ表参道原宿」、東急プラザ原宿「ハラカド」の4物件がマップ上に再現。事業者とクリエイターの双方が見据える、リアルとデジタルが融合した世界の可能性とは？

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フォートナイト クリエイティブのクリエイターとして、2023年6月～原宿 STREET GAMERSに所属。主にゲームシステムの構築を担当。フォートナイト クリエイティブ上のあらゆるギミックを理解し使いこなす。個人制作したマップの累計マッププレイ数は約150万回以上。代表作：「ARTVATION 夏祭り」島コード：3428-2304-3258／「GHOST TAG」島コード：1205-5054-2493


原宿 STREET GAMERS ゲームクリエイター

茶太郎

フォートナイト クリエイティブのクリエイターとして、2023年6月～原宿 STREET GAMERSに所属。主に造形（生物•地形•建築•装飾など）を担当。独創性溢れる芸術的なマップ制作を得意とする。FORTNITE Music Battle2022 優勝。Fortnite創作コンテスト#MCA2022 最優秀新人賞受賞。代表作：「Different World〜異世界マップ〜」島コード：5097-1016-6744／「白龍〜White Dragon〜」島コード：5274-7883-0584

AMATSU

茶太郎／AMATSU｜原宿 STREET GAMERS

若手ゲームクリエイターが創造した近未来の渋谷、
デジタルツインによる都市メディアの可能性とは

2023年7月、東急不動産はマサチューセッツ工科大学（以下、MIT）の産学連携プログラム（「Industrial Liaison Program」以下、ILP）への参加を開始した。MIT ILPへの本格的な参加は、日本の総合不動産デベロッパーとしては初となる。MIT ILPやMITの教授、関連スタートアップなど、MITエコシステムとの連携で目指すのは、広域渋谷圏におけるイノベーション・エコシステムの構築だ。

MIT ILP×東急不動産 レポート

渋谷にイノベーション・エコシステムを─
不動産テックがもたらす、
持続可能な都市開発とは？

<h2 id="h21205b09ad"> 広域渋谷圏を舞台とした「都市のメディア化」</h2>渋谷駅から半径2.5km圏内の“広域渋谷圏”の魅力を高めるための東急不動産による取り組み、「PROJECT LIFE LAND SHIBUYA」。多様な人や企業との共創や交流を通じて、「創造」「発信」「集積」を渋谷の街で循環させることを目的としている。その中の「発信」において東急不動産が構想するのが、広域渋谷圏の街そのものを多面的に活用した「都市のメディア化」。看板やサイネージ等の屋外広告物とイベントスペースを面的に連動させることで渋谷のまちの発信力を向上させることを目的に、単なる既存のメディア媒体での広告掲出にとどまらない、新たな価値創出の可能性を探っている。そんな都市のメディア化プロジェクトの第一弾施策が、<a href="https://www.sakuradadori.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">アーティスト・桜田通</a>のメジャーデビューにおけるプロモーション展開だ。2005年に映像デビュー、ミュージカル版「テニスの王子様」の主人公・越前リョーマ役に抜擢されて以降、様々な話題作に出演。近年ではドラマ「コーヒー&amp;バニラ」やNetflix「今際の国のアリス」シリーズ、映画「大名倒産」では初めて時代劇に挑戦するなど、役者として活動の幅を広げている。一方で、自身の想いをより広く届けていくアプローチの方法としてアーティストとしての活動を開始。2023年5月12日、ポニーキャニオンが運営するearly Reflectionの新レーベル“Pandrec”より楽曲「<a href="https://youtu.be/Be677K6Sd-A?si=pM4z_YSoZQ-bnoN7" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">MIRAI</a>」でメジャーデビューした。<div style="left: 0; width: 100%; height: 0; position: relative; padding-bottom: 56.25%;"><iframe src="https://www.youtube.com/embed/Be677K6Sd-A?rel=0" style="top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%; position: absolute; border: 0;" allowfullscreen scrolling="no" allow="accelerometer; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share;"></iframe></div><h2 id="h638d45886d">渋谷フクラスとコラボレーションした広告ジャック</h2>街をメディアと見立てプロモーションしていくという実験的な今回の試みの舞台となったのが、複合施設「<a href="https://www.shibuya-fukuras.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）</a>」。まず、渋谷駅西口と東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）を直通で繋ぐ歩行者デッキの“フクラスデッキ”と、施設入り口に位置するデジタルサイネージの“フクラスビジョン”を期間限定（どちらも8/13終了）で「MIRAI」が広告スペースをジャック。これは2019年に開業した東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）にとっても初の試みだ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/56bbc7bb44da4c30ac8e688975916a91/_O0A1707.jpg" alt="" width="5000" height="3335"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/9fa54a00f1534a2d9556332cf423dd88/_MGL5000.jpg" alt="" width="5000" height="3335"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/4aa76b707eb1441f803f5d7a6926c103/imgpsh_mobile_save-1.jpg" alt="" width="2048" height="1536"><figcaption>写真：東急不動産 提供</figcaption></figure><h2 id="hae9fe5bded">桜田通の世界観が展開されたPOPUP「Sakura da Department」</h2>今回のプロモーションは屋外の広告掲載のみにとどまらない。8月12日・13日には、東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）の屋内でも期間限定の特別イベントが実施された。3Fのフロア「111 –ICHIICHIICHI- 」にて実施されたのは、桜田通初となるPOPUP「Sakura da Department」。スペースに入場すると、まず目に入るのは壁一面に掲示された、臨場感あふれるライブ写真のパネル展示「Dori’s Live Photography」。これは2023年5月、6月に行われたデビューツアー「Dori Sakurada Debut Tour 2023 “Retrograde Satellite”」の様子を特別公開したものだ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/1da74c6593bf4ceaaa794282160977db/_MGL4523.jpg" alt="" width="5000" height="3335"></figure>他にも、「MIRAI」がつくられた本人の自宅スペースを再現し、こだわりの私物やインテリアを展示した「Dori’s Room」、美容通の桜田がセレクトしたアイテムが並ぶセレクトショップ「Dori’s Select Shop」、桜田の過去グッズを販売する「Dori’s Good Store」など、桜田のこれまでの軌跡や表現を全身で浴びるような空間が展開された。今回のPOPUPのオリジナルグッズとして、バンドメンバーであり桜田の友人でもある慎之助（バンド『DISACODE』Ba.）が「MIRAI」をイメージして描き下ろしたTシャツも販売された。<h2 id="h8052c14818">桜田通本人がファンと触れ合う限定イベント</h2>さらにこの8月12日・13日には、東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）の18階に位置するラグジュアリーなルーフトップレストラン「CÉ LA VI TOKYO」を貸し切り、イベント参加券付きCD「MIRAI」の購入者を対象にサイン会・CDアザージャケットお渡し会・ハイタッチ会を行った。「フクラスデッキ」「フクラスビジョン」といった屋外ジャックやPOPUPで桜田通の世界観に触れた来場者たちは、本人の登場を前に喜びと興奮を隠せない様子で、応援と感謝の言葉を交わしていた。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/c92fefa3a08c4c42ba438c8dc9d7a881/_MGL4828.jpg" alt="" width="5000" height="3335"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/08b8770c53a34ffbbaa35537f5af75df/_MGL4311_trimming.jpg" alt="" width="4490" height="3028"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/31775412f00b42269b3b5e8739b3635f/_MGL4432.jpg" alt="" width="5000" height="3333"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/95fd0227a3dc4027bb71be63cad578df/_MGL4423.jpg" alt="" width="5000" height="3335"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/e6b81a046709458497df774d355de13b/_MGL4745.jpg" alt="" width="5000" height="3335"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/fbdbffe0097040989c26c7859e55dc8b/_MGL4891_trimming.jpg" alt="" width="4039" height="2636"></figure>リリースイベント終了後には、桜田本人がサプライズでPOPUPスペースを訪れるというサプライズも。発信する側・受け取る側という従来のアーティストとファンの垣根を超えた、手触りのある新しいファン・コミュニティの形がこの東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）で生まれているようだった。今回の渋谷フクラスジャックと連携したリリースイベントは多数のニュース記事に取り上げられ、SNSでも大きな反響を呼んだ。東急不動産による「都市のメディア化」のプロジェクトはまだ始まったばかり。今後も広域渋谷圏のエリアや施設をさらに横断して街をジャックする、ワクワクする未来のプロモーションの形が生まれていきそうだ。<blockquote>▼実施内容 詳細 デッキ広告（フクラスデッキ） 7月14日～8月13日 掲出時間：期間中常時掲出 ビジョン広告（フクラスビジョン） 7月17日～7月24日、8月6日～8月13日 放映時間：8時～24時の間、5分間に30秒の映像が2回放映（19時以降は無音放送） Sakura da Department（東急プラザ渋谷 3階 111） 8月12日・13日 開催時間：11時～20時 「MIRAI」リリース記念イベント（東急プラザ渋谷 18階 CÉ LA VI TOKYO） 8月12日・13日 ※予約特典の限定イベント</blockquote>▼「桜田通」 Official HP <a href="https://www.sakuradadori.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://www.sakuradadori.com/</a> ▼「MIRAI」 Official Music Video <a href="https://youtu.be/Be677K6Sd-A" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://youtu.be/Be677K6Sd-A</a>

俳優として活動する傍ら、ポニーキャニオン内early Reflectionが運営する新レーベル“Pandrec”から、2023年5月12日に配信Sg「MIRAI」でメジャーデビューした桜田通。同曲のCDリリースを記念して、東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）を活用して行われた期間限定の大規模プロモーションの様子をレポートする。

2005年のドラマ「瑠璃の島」にて映像デビュー。ミュージカル版「テニスの王子様」（06〜 07） の主人公・越前リョーマ役に抜擢されて以降、様々な話題作に出演。最近では、ドラマ「コーヒー&バニラ」や、世界的に人気の高いNetflix「今際の国のアリス」シリーズに出演をきっかけに、グローバルを視野にいれた活動に注力。現在テレビ東京で放送中のドラマ「クールドジ男子」では主演、さらに「大名倒産」で映画では初めてとなる時代劇に挑戦するなど、役者としての活動の幅を広げている。10代での映像デビュー以降、数々のドラマや映画に出演し研鑽を積み上げてきた役者業はもちろん、自身のSNSでの影響力がファッション業界などで高く評価され、有名メゾンをはじめ様々なクリエイターやファッション感度の高い若者からも大きな支持を得る。様々な活動の中で、自身の想いをより広く届けていくアプローチの方法として、アーティストとしての活動を決意。2023年5月12日、ポニーキャニオンが運営するearly Reflectionの新レーベル“Pandrec”より楽曲「MIRAI」でメジャーデビュー。

アーティスト

桜田通

道玄坂一丁目にあった旧東急プラザ渋谷を含む周辺一帯の再開発得エリア内に建設された「渋谷フクラス」は、渋谷を訪れる人々にとって渋谷駅西口の玄関口となっている。渋谷は多様な人と文化が集まる、日本でも有数のターミナルシティ。そこで渋谷フクラスの１階部分にはバスターミナルと観光支援施設を併設し、渋谷駅周辺の国際競争力を一段と強化。さらに東急プラザ渋谷ではインバウンド需要も視野に入れたショッピングや飲食の場を提供するなど、都市型観光拠点としての環境を整備している。新たなトレンドの発信拠点となり、あらゆる人々が渋谷で自分らしく過ごすことで得られる幸福を大きく膨らませ、豊かな人生を楽しめる場所を目指している。

東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）

桜田通｜アーティスト

桜田通が渋谷フクラスをジャック、
メジャーデビューシングル「MIRAI」
発売記念イベントレポート

デザイン事務所「れもんらいふ」の代表兼アートディレクターの千原徹也氏の初監督作品、映画『アイスクリームフィーバー』が2023年7月14日から公開された。実験的かつボーダレスなクリエイティブが展開された、本作に込めた想いとは。

@thechihara

1975年京都府生まれ。広告（H＆Mや、日清カップヌードル×ラフォーレ原宿他）企業ブランディング（ウンナナクール他）、CDジャケット（桑田佳祐 「がらくた」や、吉澤嘉代子他）ドラマ制作、CM制作など、さまざまなジャンルのデザインを手掛ける。またプロデューサーとして「勝手にサザンDAY」主催、東京応援ロゴ「KISS,TOKYO」発起人、富士吉田市の活性化コミュニティ「喫茶檸檬」運営など、活動は多岐に渡る。

アートディレクター／映画監督／株式会社れもんらいふ代表

千原徹也

千原徹也｜映画監督／れもんらいふ代表

街×デザイン×カルチャーが溶け合う、
映画『アイスクリームフィーバー』が
肯定する“私だけ”のわからなさ

<h2 id="h4e50734a0e">やっと関わることができた─集合住宅の聖地・代官山</h2>─「<a href="https://www.forestgate-daikanyama.jp/residence/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Forestgate Daikanyama（フォレストゲート代官山）</a>」は駅の正面に位置しながら職・住・遊の機能をあわせ持つ、これからの代官山の“街の顔”とも言える施設だと思います。隈さんにとって、これまでの代官山とはどんな印象の街ですか？<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/c91d3bd4761f4ad3aa78d30455b5c2e0/_DS47515_2.jpeg" alt="" width="2500" height="1667"><figcaption>隈 研吾｜1954年生。東京大学大学院建築学専攻修了。1990年隈研吾建築都市設計事務所設立。東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。</figcaption></figure>隈 研吾 氏（以下 隈） ：代官山は学生時代から遊び場のひとつだったので、とても思い入れがあります。昭和の「同潤会アパート」があった頃は中の食堂や銭湯によく出入りしていましたし、取り壊された後もその跡地をどう活かしていくべきか？ という設計課題に学校で取り組んでいたので辺りをよく歩き周っていました。また、「代官山東急アパート」というクラシックな昭和の雰囲気を漂わせた集合住宅がかつてあったのですが、それも再開発で閉鎖してしまって。どうなるんだろうな、と気になっていたところに、東急不動産さんから今回のお声がけをいただいた。ああ、やっと自分が代官山の街に関わることができるようになったんだなと、感慨深く思ったのがこのプロジェクトの第一印象でした。あと、ヒルサイドテラスに入っていた「TOM&apos;S SANDWICH （トムス・サンドイッチ）」という店もお気に入りで、店長さんと仲良くさせてもらっていましたね。─時代を牽引した集合住宅カルチャーがある一方で、代官山というエリア自体が持つ特徴や面白さとはなんでしょうか？隈：渋谷との遠からず近からずの距離感がもたらす「地形」と、ヒューマンな「ストリート性」ではないでしょうか。渋谷はその名の通り谷になっていて、代官山に向かうと徐々に上がっていき、一方で中目黒や恵比寿へは下りになっていく。立体的で、複雑な地形が展開されています。同潤会アパートがあった頃はその地形が肌で感じられるような街並みだったし、ヒルサイドテラスを設計された槇文彦さんはまさにその代官山の起伏を活かした建築に取り組まれていました。─ヒルサイドテラスはフロアやスロープを代官山の起伏と同期させるようにつくられていますよね。約30年かけて拡張されたという点も、まさに代官山の街とともに歴史を重ねた施設だと思います。隈：街の通りと人の生活空間がゆるやかにつながる、いわば江戸時代のような「ヒューマンなストリート」を槇さんは近代建築の手法で表現されていました。それが確かな代官山の魅力として、日本中にアピールされた時代がありました。ただ、その後にできた効率的なビルの数々が、代官山の本来持つ「地形」と「ストリート性」の魅力を減退させてしまった。それらをもう一度代官山に取り戻したい。今の時代の集合住宅をつくるのであれば、かつてあった文化をお返ししたい。そんな思いでこの「Forestgate Daikanyama」には取り組みました。それは、代官山駅を出て人々が敷地の中を自然に通りながら代官山通り・八幡通りに抜けていける、暮らしとストリートが隣り合うような施設の造りにも表現されています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/50145dc565664165bb6bec51f946f162/mv_slider_01.jpg" alt="" width="2190" height="1400"><figcaption>「Forestgate Daikanyama（フォレストゲート代官山）」の完成予想図。MAIN棟に位置する賃貸住宅は全57戸、１LDK～３LDK・メゾネットまでの多様なライフスタイルに合わせた住戸を用意。隈研吾氏・グリーンディレクターの齊藤太一氏、フードエッセイストの平野紗季子の３名のパートナーが居住者のこだわりや価値観を支え拡げる「ライフスタイル提案住戸」を企画している。</figcaption></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/3b3e2b6ea35d463a89d11717913ec2d5/sub12.jpg" alt="" width="1290" height="667"><figcaption>代官山駅至近かつ八幡通り・代官山通りに面するフラッグシップ性のある立地。賃貸住宅・シェアオフィス・商業施設が入るMAIN棟とサステナブルな生活体験を提供するTENOHA棟の2棟からなる。誰もが気軽に参加できるマルシェやイベント・ワークショップなどを通じて、サステナブルを発信するハードとソフト両面の拠点となることを目指している。</figcaption></figure><h2 id="h1cfe600b82">心地よい隙間がつくる、人間の“巣”のような木箱</h2>─隈さんは以前から、密に効率性を重視する高層ビルのような「集中の時代」から、中と外の境が曖昧になる「分散の時代」へ建築や暮らしは移行していくべきと提唱されていました。この「Forestgate Daikanyama」も複数の木箱を組み合わせたような見た目が特徴的ですが、このようなデザインにはコロナ禍という時代背景も影響しているのでしょうか。隈：代官山の面白さというのは、住むところ・働くところの、どちらか一方に包含されすぎないところ。先ほどの地形や集合住宅の話もそうですが、いくつかの偶然が重なりながら普通の定義には当てはまらないライフスタイルが代官山では展開されていた。それは20世紀には特別なものでしたが、結果としてそれが現在の分散を重んじるライフスタイルを予告していたような形となった。コロナを経たこの2023年にこの施設が完成するというのは、巡り合わせとしては絶妙なタイミングな気がしますね。─住居と外界の心地よいバランスや距離感というのは、2023年の現代人が最もビビットな感覚を持っていそうです。隈：「Forestgate Daikanyama」では、小さな箱の集合体をもってして大きなボリュームをいかに分散させるかということに挑戦しています。オフィスビルでもないしマンションでもない、僕らが目指したのは、一種の「巣」のようなもの。人間を一つの生物として捉えて、人間の原型を突き詰めていった時に、温かさを持ったヒューマンスケールの象徴として木箱のようなデザインに至りました。代官山のみならず、日本の集合住宅の歴史にこれまでなかった新しい表情が見せられたのではないかという気がしています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/b8c842fd8bb3464bbe9e8bb3e35f26f7/_DS47553_2.jpeg" alt="" width="2500" height="1667"></figure>─代官山のストリートと繋がるような建物のデザイン見た時に、シームレスであることが一つのテーマなのかなと感じました。それは仕事と暮らしの距離であったり、所有と共有のいい意味での曖昧さであったり、駅と住居の近さであったり。隈：シームレスは一つのキーワードではありますが、それは単に「境がない」ということを指すのではありません。その境の間にあるPause（ポーズ）、いわば「隙間」を僕たちがつくる建築はすごく大事にしています。「Forestgate Daikanyama」においても、テクスチャーとして木をベタで貼り付けるのではなく、木の箱同士が隙間を持ち、リズムをとって配置されることで一つの建築として成り立っている。この「隙間」という感覚が、今の時代における気持ちよさにも通ずる部分なのかなと思っています。─隈さんは建築に用いる素材に対して、コンクリートと木をハイブリッドで使うなど時々でコントロールをされているイメージがありますが、今回はどのようにセレクトされましたか？隈：自然素材の柔らかさと持続的なメンテナンス性を両立させるために、今回は木の質感を再現したアルミニウムを使用しています。かつての同潤会アパートも、コンクリートでありながらその表面は土っぽい質感があって、硬質なんだけど柔らかさが残る独特な表現がされていた。それを踏まえて、今回僕らは木の質感を用いてコンクリートを優しく、柔らかくするというデザインに挑戦しました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/80d91430ce184e498e7af7c024845029/sub10.jpg" alt="" width="1117" height="918"><figcaption>TENOHA棟からMAIN棟をのぞむ、完成予想図。</figcaption></figure><h2 id="h3865fb48d6">街に新鮮な驚きを与えるための都市開発</h2>─代官山から少し視点を広げて、これから開発が加速していく広域渋谷圏（渋谷駅を中心とした半径2.5km圏内）に対して、隈さんが思うことや期待することはありますか？隈：東急不動産のようなデベロッパー企業がエリア一帯の街づくりに深く携わっているというのは、世界的に見ても珍しい事例だと思います。代官山駅と渋谷駅の間は歩こうと思えば歩けるし、私鉄が通っていて電車移動もできる。そして渋谷一帯は地形の表情が豊かで、都心のターミナルでありながら明治神宮の森など緑を感じられるスポットも多くある不思議な場所。この規模感のエリアに対して、企業が面で都市開発しているというのはユニークです。デベロッパーや私鉄が都市開発を担うならば、そのネットワーク性の強みを活かして大きいものと小さいもの、長期的なものと短期的なものを根っこでつなげていくような仕組みを渋谷につくってくれると楽しくなりそうだなと想像しますね。─昨今、「都市開発」「再開発」というワードを聞くだけでアレルギーを感じてしまうも人も少なくないと思うのですが、新しい街づくりをポジティブなものとして世に届けるために必要なピースとはなんでしょうか？隈：都市開発というのは、単に真新しい建物をつくることではなく、その土地に新鮮な驚きを与え続けることだと思っています。それは気づきの亀裂をその土地に入れるようなこと。その土地の深層にあった古い時間が見つかったり、本来あった自然が僕らに突きつけられたり。そういう驚きを人々に与えるものでないと、単にボリュームを大きく見せるだけの都市開発では世の中の視線はいよいよ厳しいものになっていくでしょうね。─隈さんの事務所では、街のシンボルを担うような巨大建築から、<a href="https://kkaa.co.jp/project/tetchan/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">吉祥寺の焼き鳥家てっちゃん</a>、<a href="https://kkaa.co.jp/project/harmonica-yokocho-mitaka/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">ハモニカ横丁 三鷹</a>など、歴史の文脈を汲みながらアップデートするような事例にも取り組まれています。建築が街に与える影響というのは、つくる上でどのように意識されていますか？隈：サイズの大きいか小さいかは、さほど重要ではない気がします。その建築が都市に対する「切れ味の鋭さ」をいかに持っているかではないでしょうか。小さい建築でも切れ味が鋭ければ都市に介入することはあり得るし、大きいだけで退屈になってしまうものもある。そして小さいものでできることも限られているし、大きいものでできることも限られている。僕らはその両端を日々の仕事で行き来しながらレンジを広げ続けていて、その経験が刺激的な場所づくりにつながると考えています。─この「Forestgate Daikanyama」は、どのような感度を持っている人々に訪れてほしい、注目してほしいと考えていますか？隈：今の代官山はある意味で高級な、ハイアドレスな街になっていますが、クローズドではなく「開かれたハイアドレス」というのを成立できないだろうかと考えています。具体的にいうと、学校や学生を巻き込んでいけると面白いんじゃないかと。─渋谷区にはキャンパスも多いですよね。まさに学生時代に隈さんが代官山を出入りされていたように？隈：例えば、ヒルサイドテラスの作者の槙さんが発案して、今は僕が引き継いで開催している「<a href="https://kajima-publishing.co.jp/sdreview/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">SDレビュー</a>」という建築のコンペティションがあります。実際に建てることを前提とした作品のドローイングと模型を発表するというイベントなのですが、それが若手のクリエイターたちが繋がる接点としても機能している。「Forestgate Daikanyama」にも、そういう若者たちの“創る現場”を用意できると面白そうです。それは単純にアートの展覧会を開きましょうという類のことではなく、クリエイティブが生まれる場所を代官山に維持していくということ。代官山が買い物をするだけの街ではなく、クリエイションの街として若い人たちが訪れてくれると嬉しいですね。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/e131750705cb4fc390bac188ba0b64c2/_DS47464_2.jpeg" alt="" width="2500" height="1667"></figure>ForestgateDaikanyama（フォレストゲート代官山） レジデンス公式HP <a href="https://www.forestgate-daikanyama.jp/residence/">https://www.forestgate-daikanyama.jp/residence/</a> 隈研吾建築都市設計事務所 公式HP <a href="https://kkaa.co.jp/">https://kkaa.co.jp/</a>

2023年10月に新しく開業予定の複合施設「Forestgate Daikanyama（フォレストゲート代官山）」。代官山駅の目の前、かつメインストリートである八幡通りと代官山通りに面する立地に、賃貸住宅をメインにシェアオフィス・商業施設で構成され、新時代の代官山を象徴する新たな顔となることが期待されている。

洗練されたプレミアムな街としての印象がある代官山だが、20世紀にかけての日本の集合住宅の歴史を語る上で欠かせない名建築「同潤会アパート」「ヒルサイドテラス」など、暮らしとストリートが隣り合う文化の先端をいく街としても知られている。「Forestgate Daikanyama」はそんな代官山に新たな歴史を刻む、令和の時代を反映した集合住宅だ。

本物件の設計を手掛けた建築家・隈研吾氏に、代官山の地形とストリートが織りなす魅力、そして現代に“お返し”するために設計したという、「Forestgate Daikanyama」の未来について話を聞いた。

隈研吾建築都市設計事務所

1954年生。東京大学大学院建築学専攻修了。1990年隈研吾建築都市設計事務所設立。東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。1964年東京オリンピック時に見た丹下健三の代々木屋内競技場に衝撃を受け、幼少期より建築家を目指す。大学では、原広司、内田祥哉に師事し、大学院時代に、アフリカのサハラ砂漠を横断し、集落の調査を行い、集落の美と力にめざめる。コロンビア大学客員研究員を経て、1990年、隈研吾建築都市設計事務所を設立。これまで20か国を超す国々で建築を設計し、（日本建築学会賞、フィンランドより国際木の建築賞、イタリアより国際石の建築賞、他）、国内外で様々な賞を受けている。その土地の環境、文化に溶け込む建築をめざし、ヒューマンスケールのやさしく、やわらかなデザインを提案している。また、コンクリートや鉄に代わる新しい素材の探求を通じて、工業化社会の後の建築のあり方を追求している。

隈研吾

隈研吾｜建築家

隈研吾が代官山に返す、人とストリートが
交じり合う“集合住宅カルチャー”とは？

2023年6月、エッグフォワード株式会社は渋谷圏のスタートアップコミュニティ創造・強化を目的に、世界初のサウナ×ピッチイベントを「渋谷SAUNAS（サウナス）」にて開催。企画を行ったエッグフォワード株式会社 代表取締役社長・徳谷智史氏にサウナと起業家によるプレゼンテーションの親和性、渋谷のスタートアップ共創の未来について話を伺った。

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京都大学卒業後、大手戦略コンサルティング会社に入社。国内PJリーダーを経験後、アジアオフィスを立ち上げ代表に就任。その後、「いまだない価値を創り出し、人が本来持つ可能性を実現し合う世界を創る」べく、エッグフォワードを設立。総合商社、メガバンク、戦略コンサルなど、業界トップ企業から、ユニコーン複数を含む先進スタートアップまで数百社の企業変革や、出資によるハンズオン支援を手がける。近年は、AI等を活用したHR Tech分野の取り組み、事業開発や、個の価値を最大化する意志決定・キャリア支援サービスを運営。高校・大学などの教育機関支援にも携わる。NewsPicksキャリア分野プロフェッサー。PIVOT社長改造コーチ、東洋経済Online連載、Podcast「経営中毒～誰にも言えない社長の孤独」メインMC、著書「キャリアづくりの教科書」等

エッグフォワード株式会社 代表取締役社長

徳谷 智史 

マンガ＆エッセイ『サ道』の著者であり、日本サウナ・スパ協会任命「サウナ大使」を務めるタナカカツキ氏が総合プロデュースを手掛ける。趣向を凝らした9つのサウナ室、頭まで浸かれる深い水風呂、そして仕事が捗るワークスペースと会議室も完備した、極上の「ととのい」空間を提供する。

渋谷SAUNAS（サウナス）

徳谷 智史｜エッグフォワード

スタートアップの街・渋谷へ、
世界初のサウナ×ピッチイベントに見た
起業と共創のエコシステム

<h2 id="h4661de5877">創造・発信・集積を循環させる、「PROJECT LIFE LAND SHIBUYA」が本格始動</h2>東急グループでは、渋谷駅半径2.5kmのエリアを「<a href="https://www.tokyu-land.co.jp/urban/area/shibuya.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">広域渋谷圏（Greater SHIBUYA）</a>」と定め、渋谷の街づくり戦略である“Greater SHIBUYA 2.0”を策定。「働く」「遊ぶ」「暮らす」が融合した持続性ある街づくりを目指していくことを発表した。その中で東急不動産は、渋谷駅周辺の回遊性や豊かさを高める再開発事業のほか、渋谷に隣接する街を含んだ広域渋谷圏においてさまざまな商業施設やオフィスビルの開発を手掛けており、2023年から続々と竣工・開業を迎える。そんな“場”のプロフェッショナルとして渋谷の街づくりを長年に渡り牽引してきた東急不動産が、この再開発の軸に捉えているのは、“人”。広域渋谷圏というエリア全体の魅力を高めるために、多様な人や企業との共創や、交流の仕組み・場づくりを通じて、「創造」「発信」「集積」を循環させ、共感する人や企業とパートナーシップやアライアンスを構築していく。デベロッパー主導で推し進める一方向の都市開発ではなく、街で暮らし、働き、遊び、生きる人々と共に、これからの渋谷を“はじめる”ことを宣言しスタートしたプロジェクトが、『PROJECT LIFE LAND SHIBUYA』だ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/e76e20d50c484d51a6898151eb3069d8/statement_re.png" alt="" width="1686" height="1378"></figure>プロジェクトの合言葉である「人と、はじめよう。」の通り、すでに東急不動産は様々な領域のステークホルダーと共に水面下でプロジェクトを推進している。<a href="https://www.life-land-shibuya.com/article/starting01">「人と、はじめよう。PROJECT LIFE LAND SHIBUYAが始動【前編】」はこちら</a>サステナブル、銭湯、スタートアップ、アート…。渋谷を舞台に多様な切り口でアクションを起こそうとしているプレイヤーたちから寄せられた、最新コメントを紹介する。<h3 id="h3e31132494">PROJECT① 佐座マナとはじめる、サステナブルを形にするコミュニティ。</h3>サステナブルな社会を構築するためのプラットフォーム・SWiTCHを率いる佐座マナがはじめるのは、地球が直面する問題を誰もが“自分ごと化”できるコミュニティづくり。気候変動に対してビビットなリテラシーを若者から大人までがナチュラルに持てるような、対話と教育の機会を生み出していく。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/3244b83c5dec41b89b003486e3784e20/23_051439136_2.jpg" alt="" width="2200" height="1468"><figcaption>佐座 マナ：サステナブル推進ストラテジスト。1995年生まれ。カナダ ブリティッシュ・コロンビア大学卒業。ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン大学院 サステナブル・ディベロプメントコース卒。Mock COP グローバルコーディネーターとして、140ヵ国の環境専門の若者をまとめ、COP26と各国首相に本格的な18の政策提言を行い、世界的な注目を浴びる。COP26日本ユース代表。2021年、循環型社会づくりに取り組む「一般社団法人SWiTCH」を設立。現在は2025年大阪・関西万博に向け、100万人のサステナブルアンバサダー育成プロジェクトを推進中。</figcaption></figure><blockquote>【佐座マナ コメント】 私たちが主催する「SWiTCH」はサステナブルな社会の実現をめざす若者のプラットフォームです。これから代官山ではじめようとしているのは、地球温暖化を緩和し地球一つで人類が暮らしていけるよう、脱炭素・資源の循環・生物多様性についての世界レベルの情報と体験を提供すること。世代や業界を超えた、対話と共創の場をつくります。広域渋谷を、世界標準のリテラシーをもつ人材を育成し、日本にサステナブル化の波を起こす発信地にしていきます。プロジェクトを通して、渋谷が「世界一若者と共創しているサステナブルな街」として、他のサステナブル先進都市ともつながるアジアの拠点になることを目指します。また、渋谷に行けば人も街も健康になるような、“ウェルネスの街＝渋谷”になることにも期待しています。</blockquote><h3 id="h1a726e467e">PROJECT② 小杉湯とはじめる、原宿ど真ん中の銭湯。</h3>東京・高円寺の老舗銭湯・小杉湯がはじめるのは、日常的に人に寄り添うような原宿ど真ん中の“街の銭湯”。2024年春開業予定の「<a href="https://harakado.com/promotion/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急プラザ原宿「ハラカド」</a>」の地下１Fを拠点に、人と人が自分らしくゆるやかにつながる新しい銭湯文化を紡いでいく。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/e6569922afb24dc99589c9119f44cb87/23_051438128.jpg" alt="" width="2200" height="1468"><figcaption>小杉湯：昭和8年に創業し、国登録有形文化財に指定された老舗銭湯。空き家アパートを活用した「銭湯ぐらし」、オンラインサロン「銭湯再興プロジェクト」など、銭湯を基点にした繋がり、また、さまざまな企業や団体とコラボレーションした独自の企画を生み出している。2020年3月に複合施設『小杉湯となり』、2024年4月には初の２号店目となる『小杉湯原宿（仮称）』を開業予定。</figcaption></figure><blockquote>【小杉湯 コメント】 昭和8年から90年続く高円寺の老舗銭湯・小杉湯は、2024年春に開業する「東急プラザ原宿「ハラカド」」の地下1階、銭湯「小杉湯原宿（仮称）」をオープンします。東京の銭湯はピーク時から80％以上減少し、街から消えていっています。その街で「働き」「遊び」「暮らす」人が毎日のように訪れ、街と人との日常が生まれる「銭湯」の役割を、原宿の街に取り戻したいという想いからこのプロジェクトを始めました。原宿で銭湯を開業することが決まって以来、地域に愛される銭湯を作るべく、原宿の地域行事や地域活動に参加をしてきました。ハラカドができる地域は、400年の歴史をもつ穏田神社にゆかりがあります。かつて街づくりにおいて重要な役割を果たした神社と銭湯が手を取り合うことで、原宿の地域を盛り上げることができるのではないかと期待しています。銭湯は、名前も年齢も肩書きも知らない人同士が、日常でお風呂に入る体験を通じてありのままの「自分」でいられるような、優しい居場所です。そんな「街の銭湯」を作ることで、原宿に生きる人々の日常をあたためたいと思っています。</blockquote><h3 id="hb804feb313">PROJECT③ フィリップ・ヴィンセントとはじめる、スタートアップと創る未来。</h3>Plug and Play Japan代表のフィリップ・ヴィンセントさんがはじめるのは、渋谷の街をフィールドにして起業家たちがビジネスに思う存分挑戦できる場所、「Plug and Play Shibuya powerd by 東急不動産」。東急不動産との共創で、スタートアップが興隆するイノベーティブな未来を渋谷に築いていく。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/54f3925f0d0f4e2b960098d67b16ee92/DSC_7357_%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%99.jpg" alt="" width="2200" height="1467"><figcaption>フィリップ・ヴィンセント：アメリカサンディエゴ州立大学卒。新卒で日本の大手商社KISCO株式会社の米国支社であるユニグローブ・キスコに入社し、日米間のビジネス開発を担当。2014年シリコンバレーのPlug and Play本社に入社し、IoT部門とMobility部門のプログラムディレクター、および日本企業のアカウントマネージャーを兼務。2017年にPlug and Play Japanを立ち上げ、現在はCEO &amp; Managing Partnerを務める。Plug and Play Japanは現在、東京、京都、大阪に拠点を構え、スタートアップと業界のリーディングカンパニーをつなぐ日本最大のイノベーションプラットフォームの構築を目指している。</figcaption></figure><blockquote>【フィリップ・ヴィンセント コメント】 Plug and Play Shibuyaを、起業家・イノベーションに携わるチャレンジャーなど多様な人材が集まる場所にしていきたいです。様々な人や機会が集まってセレンディピティ（偶然の出会い）がたくさん生まれるコミュニティとなり、事業連携や協業などの機会につながってほしいと思っています。渋谷の持つエネルギーとの相乗効果により、世の中に影響を与える「ファーストムーバー」が生まれていき、渋谷を起点に世界へ様々な企業と事業が羽ばたいていくことを期待しています。私たちはこれまでもこれからも、起業家・起業支援者・イノベーター全般と共創していきます。彼ら彼女らは未来を創るプレイヤーであり、私たちはPlug and PlayやPlug and Play Shibuyaを通したイノベーション・プラットフォーマーとしてそれを支えていきたいと思っています。</blockquote><h3 id="hc72176829f">PROJECT④ CCCとはじめる、才能が躍動する場。</h3>カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社（以下「CCC」）がはじめるのは、渋谷をアートの力で盛り上げて次世代アーティストを応援することを目的としたアートプロジェクト。若くエネルギッシュな感性が集まる渋谷の街に、CCC・東急不動産のアセットが掛け合わさることで、まだ見ぬ新たな表現とカルチャーが芽吹いていく。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/f050e2ca0a88496999d93880b868dbc5/23_051438854.jpg" alt="" width="2200" height="1468"><figcaption>菅野歩美（写真中央）：1994年東京生まれ、東京藝術大学大学院博士後期課程在籍中。どこの土地にも存在する、土地にまつわるフォークロアがなぜ人々によって紡がれてきたのか、その背後にある歴史や個人の感情を考えながら映像インスタレーションを制作している。主な展覧会に『Study：大阪関西国際芸術祭「無人のアーク」』(うめきたSHIPホール、大阪、2023)、『GEMINI Laboratory Exhibition：デバッグの情景』 (ANB Tokyo、東京、2022)、『News From Atopia／アトピアだより』 (コートヤードHiroo、東京、2022)など。／磯谷 香代子（写真右）：CCCライフスタイルラボ本部 アートラボ事業部 アーティストリレーション担当。2018年度文化庁メディア芸術祭京都展「ゴースト」メンバー。2018-2021年 KYOTO STEAM ―世界文化交流祭― ディレクター。2022年Brain Eno Ambient Kyoto企画制作。ディレクターなど様々なアーティストとの展示企画や企業案件などを行う。趣味はサザエさん鑑賞。／木村 直大（写真左）：CCCライフスタイルラボ本部 アートラボ事業部 アーティストリレーション担当。今回の東急不動産とのプロジェクトでは磯谷との展示企画に加えて、DJのブッキングも担当。趣味はサウナ巡り。休日は愛猫と過ごす。</figcaption></figure><blockquote>【CCC コメント】 CCCと東急不動産は、広域渋谷圏において包括的な相互協力関係を構築する「まちづくり協定書」を締結しました。その中で、両社のリソースを活用したカルチャーを軸にイベントの開催および次世代アーティストを支援し、「カルチャーを育むにぎわいのまち」を目指す活動を始めています。これらの活動を通じ、従来の賃貸借の関係を超えた新しいかたちの「テナント共創」に取り組み、「渋谷」という街のにぎわい創出・コミュニティ形成・エリアブランディングの推進を目指します。今回その第一弾として「<a href="https://www.shibuya-sakura-stage.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Shibuya Sakura Stage</a>」におけるアートプロジェクトをスタートいたします。絵画や彫刻だけでなく、日本でまだ馴染みが薄く発表の場が限られているアートにも焦点を当てることで、アーティスト一人ひとりが“主役“として躍動する”場“を創ります。最先端の感受性と発信力のある若者が集う街・渋谷において、アーティストとアートファンの「共創の輪」を広げることを目指します。両社の施設やコンテンツといった多様なリソースを活用し、アートをはじめとしたゲームや音楽といった様々なカルチャーをテーマに渋谷という最先端のカルチャーが集まる場で、最大限に引き出してくれる方々とコラボレーションして渋谷を盛り上げていきたいと思っています。</blockquote><h2 id="h0e0cc4341e">広域渋谷圏で“人”と推進する4つのメインプロジェクト</h2>東急不動産は広域渋谷圏において、渋谷桜丘エリアにおける「<a href="https://www.shibuya-sakura-stage.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Shibuya Sakura Stage</a>」、原宿・神宮前エリアにおける「<a href="https://harakado.com/promotion/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急プラザ原宿「ハラカド」</a>」、代官山エリアにおける「<a href="https://www.forestgate-daikanyama.jp/residence/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Forestgate Daikanyama</a>」、代々木公園エリアにおける「代々木公園Park-PFI計画」の4つのプロジェクトを推進中だ。これまでも東急不動産は広域渋谷圏において物件開発や運営を行ってきたが、この4つのプロジェクトが2024年度に向けて竣工・開業することで、広域渋谷圏におけるまちづくりは面的連携という新たなステージに移行していく。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/0a2a58eb6a7c4292a47230b185dae8f8/map_pc.png" alt="" width="2800" height="1886"><figcaption>「広域渋谷圏」のMAP。東急不動産は、広域渋谷の多彩な魅力を活かしたまちづくりに取り組んでいる。</figcaption></figure>今後は開発というハードだけではなく、今回紹介したプレイヤーたちをはじめとした“人”を主役にソフトの運営にも取り組んでいくという。それぞれが突出したカラーを持つ広域渋谷圏の街の多様性を、そこで活動する人の魅力を通すことで共感や期待を集めながら継続的に発信していく。また、人を起点としながらも、イベントと屋外広告物を連動させた「都市のメディア化」や、どこにいても渋谷を体感できる「デジタルツイン」など、テクノロジーを用いた独自コンテンツの発信も構想されているようだ。満を持して街に開かれていく施設と手を組むステークホルダーが、仕事も遊びも、安らぎも刺激も新しく生み出していくこれからの渋谷は、さらに自由で多彩な街になっていきそうだ。▶︎「PROJECT LIFE LAND SHIBUYA」への<a href="https://www.life-land-shibuya.com/contact">お問い合わせはこちら</a><blockquote>【関連URL】 「一般社団法人 SWiTCH」Official HP <a href="https://switch.bio/">https://switch.bio/</a> 「Plug and Play Shibuya」Official HP <a href="https://pnp-tokyu.net/">https://pnp-tokyu.net/</a> 「小杉湯」Official HP <a href="https://kosugiyu.co.jp/">https://kosugiyu.co.jp/</a> 「CCC カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社」Official HP <a href="https://www.ccc.co.jp/?sid=p_000_000">https://www.ccc.co.jp/?sid=p_000_000</a></blockquote><a href="https://www.life-land-shibuya.com/article/starting01">「人と、はじめよう。PROJECT LIFE LAND SHIBUYAが始動【前編】」はこちら</a>

訪れるたびに風景が更新され、新たなカルチャーが生まれては消え混ざり合う。時代の変化を象徴するような街、渋谷。マジョリティからマイノリティまで、あらゆる⼈や価値観が絶えず注ぎ込まれるこの街は、まさに“⾕”のようにダイバーシティを飲み込む。若者から大人まであらゆる⽣き⽅が受容されながら、唯一無二のカオスなエネルギーを昼夜放ち続けている。そんなエリアで今、“100年に一度”といわれる大規模な開発を渋谷を中心に進めているのが東急不動産だ。


LIFE LAND SHIBUYA Players

人と、はじめよう。
PROJECT LIFE LAND SHIBUYAが始動【後編】

訪れるたびに風景が更新され、新たなカルチャーが生まれては消え混ざり合う。時代の変化を象徴するような街、渋谷。マジョリティからマイノリティまで、あらゆる⼈や価値観が絶えず注ぎ込まれるこの街は、まさに“⾕”のようにダイバーシティを飲み込む。若者から大人まであらゆる⽣き⽅が受容されながら、唯一無二のカオスなエネルギーを昼夜放ち続けている。

そんなエリアで今、“100年に一度”といわれる大規模な開発を渋谷を中心に進めているのが東急不動産だ。

人と、はじめよう。
PROJECT LIFE LAND SHIBUYAが始動【前編】

VTuberグループ「ホロライブ」を運営するカバー株式会社と、IPを活用したイベント事業・グッズ事業を手掛ける株式会社イーディスとの共同事業で、秘密結社holoX２周年記念イベント『<a href="https://www.life-land-shibuya.com/news/ltgr19s343zc" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">秘密結社holoX×ドラマチック謎解きゲーム〜秘密結社holoXからの招待状〜迷宮なラビリンスからの脱出</a>』が2023年12月9日から2024年1月8日にかけて、<a href="https://shibuya-beam.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">渋谷BEAM</a>で開催された。本記事ではそのイベントの様子をレポートする。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/16469a25cb154254999873d693e0025b/_5_A1235.jpg" alt="" width="2500" height="1668"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/fcd7737ab9d944d88045ba2e40fca45e/_5_B0921.jpg" alt="" width="2500" height="1668"></figure>本イベントの会場となったのは、同ビル内にアニメイトやまんだらけ、ヨシモト∞ホールを有する「渋谷BEAM」。４Fに本イベント用に設計された謎解きのスペースが出現した。当施設を運営する東急不動産と、<a href="https://hololive.hololivepro.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">VTuberグループ「ホロライブ」</a>のIPがコラボレーションしたことで実現した。「ホロライブ」は、カバー株式会社のシステムを活用してYouTubeなどで動画投稿やライブ配信を中心に活動する女性VTuberグループ。ライブ配信での応援やSNSでの交流ができる次世代の二次元アイドルグループであり、精巧な2D・3Dキャラクターモデルを使用した実況・配信を得意としている。今回の謎解きイベントは、ホロライブから生まれたユニット「holoX（ホロックス）」※の世界観やメンバーの性格や特徴を脱出ゲームに落とし込んだものとなっており、訪れた多くのファンたちがholoXから次々に出題されるバラエティに富んだ謎解きに挑んだ。※「holoX（ホロックス）」とは：VTuberグループ「ホロライブ」から生まれた新ユニット。今までにない、少しダークな雰囲気を醸し出す謎の組織。「ラプラス・ダークネス」「鷹嶺ルイ」「博衣こより」「沙花叉クロヱ」「風真いろは」の5人が構成メンバー。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/3ac98f7eb6014102b0861ffae48a7b92/main.jpg" alt="" width="2000" height="1000"></figure>参加者は秘密結社holoXからの招待状を受け取り、工夫を凝らした五人五色の「迷宮なラビリンス」から脱出を試みる。この会場でしか聞けないholoXメンバーからのメッセージや、会場限定のドラマチックなストーリーが展開され、謎解きの力量だけではなくどれだけメンバーを熟知しているかも脱出成功の鍵となった。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/f7698454ab0046ee826010cb4e091ce8/_5_A1220.jpg" alt="" width="2500" height="1668"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/0f8487b5ced64fa393adf7e9359c4072/_5_A1286.jpg" alt="" width="2500" height="1668"></figure>イベント来場者は１〜４人のチームを組んで謎解きゲームに挑戦。各公演には複数のチームが同時に参加するが、ゲームは各チームごとに取り組む。来場者は本イベントのために書き下ろされた完全オリジナルストーリーの元、それぞれ５名のholoXメンバーのボックスに用意された謎を120分の所要時間の中で順番に解いていった。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/74a5d9eca9fb48fd9136162c76be300b/_5_A1290.jpg" alt="" width="2500" height="1668"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/c506c3c625544c23a1b900d74e67ba70/_5_A1312.jpg" alt="" width="2500" height="1668"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/1f3b423965f84e37a19c09be86ee7c8f/_5_B0872.jpg" alt="" width="2500" height="1668"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/52527f43f79f49c88da964116be1094b/_5_A1326.jpg" alt="" width="2500" height="1668"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/ce3f598b7697480788411de3da65f19d/_5_B0900.jpg" alt="" width="2500" height="1668"></figure>本イベントのゲーム制作は、他の体験型謎解きとは一線を画すブランド「ドラマチック謎解きゲーム」を制作運営する「よだかのレコード」が担当。デジタル上に存在するVtuberをリアルイベントに落とし込むという今回の取り組みについて、以下のようにコメントしている。<blockquote>【よだかのレコード様 コメント】 今回制作する過程で一番こだわった部分は、タレントの皆様の趣味趣向、そして活動への想いを謎に落とし込む所です。またholoXer（秘密結社holoXのファンネーム）の皆様が遊ばれた際に、謎解きゲームの良さをどのように伝えるべきか、 面白くて充実した時間をどのようにお届けするか、そして何よりタレントの皆様の魅力に触れて、更に好きになっていただきたいという一心で臨みました。そのお陰もありholoXerの皆様からは、SNSにて無邪気に遊んでいる姿をご投稿いただいたり、とても面白かったなどご感想を多くいただき、大変嬉しく思っております。holoXの皆様とコラボ出来ました事、非常に光栄に思っております。</blockquote>また、「holoX（ホロックス）」が所属するVTuberグループ「ホロライブ」を運営するカバー株式会社、今回のイベント担当者も以下のようにコメントしている。<blockquote>【カバー株式会社様 コメント】 今回のイベントを実施するきっかけとなったのは、秘密結社holoXの2つ目の楽曲「迷宮なラビリンス」です。「迷宮」というテーマにちなんで何か企画ができないかと考えた結果、リアルでの謎解きイベントの実施に至りました。holoXの2周年に合わせたイベントでしたが、コンテンツは「迷宮なラビリンス」の世界観にこだわりました。謎解きの流れや空間の装飾、BGMなど楽曲の雰囲気を最大限活かし、オンラインとは違う形でholoXを楽しめるイベントにしました。今回のイベントを通して、楽しんでもらうというのはもちろんですが、「謎解き」というコンテンツ自体にも興味を持ってもらえるといいなと思っています。</blockquote>今回のイベント会場となった渋谷BEAMを運営する東急不動産は、広域渋谷圏の街そのものを多面的に活用した「都市のメディア化」を目指し、看板やサイネージ等の屋外広告物とイベントスペースを面的に連動させる取り組みを始めている。同じく東急不動産が運営する「<a href="https://www.shibuya-fukuras.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">渋谷フクラス</a>」のフクラスビジョン（デジタルサイネージ）では、本イベントの告知動画の放映も行われた。メタバースコンテンツや企業との先進的なコラボレーションの実績を多くもつ渋谷において、今回のVTuberのIPを活用した謎解きイベントは、デジタルとリアルの垣根をさらにシームレスに横断する、新たなエンターテインメントが生まれる可能性を感じるものとなった。▼イベント情報 実施内容：謎解きイベント及びグッズ販売（EC含む）の実施 開催期間：2023年12月9日（土）〜2024年1月8日（月）※ECでのグッズ販売は2023年12月9日（土）～2024年1月15日（月） 開催場所：渋谷BEAM４階　PHOTO：Shoichi Fukumori

VTuberグループ「ホロライブ」のIPと広域渋谷圏がコラボレーション、謎解きイベントを渋谷BEAMで実施

東急不動産株式会社と、無料BS放送、BS12トゥエルビを運営するワールド・ハイビジョン・チャンネル株式会社は、広域渋谷圏（※１）の魅力を高めるため、渋谷駅および神宮前交差点で東急不動産が関与する４物件とワールド・ハイビジョン・チャンネルのデジタル技術を組み合わせることによるデジタルツインの取組みを開始し、デジタル世界の広告と現実世界の広告とを連動させたデジタルツイン広告の取り組みを行うことを発表した。<h3 id="hdeb92dfa1b">今回の取り組み</h3>１．近未来の渋谷・原宿マップを作製 人気オンラインゲーム「FORTNITE（フォートナイト）」内に近未来の渋谷マップ・原宿マップをそれぞれ制作し、「<a href="https://www.shibuya-fukuras.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">渋谷フクラス</a>」（東急プラザ渋谷）、「<a href="https://omohara.tokyu-plaza.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急プラザ表参道原宿</a>（24年春以降に「東急プラザ表参道「オモカド」」へ名称変更予定）」および、「<a href="https://www.shibuya-sakura-stage.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Shibuya Sakura Stage</a>」（23年11月竣工、以降順次開業予定）、「<a href="https://harakado.com/promotion/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急プラザ原宿「ハラカド」</a>」（24年春開業予定）の4物件をマップ上に再現する。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/c4134b74ad0d42dfa6db175763c98593/map.jpg" alt="" width="2554" height="1398"></figure>２．デジタルツイン広告の実装 再現されたゲーム内の物件に広告スペースを設け、デジタル世界の広告と現実世界の広告とを連動させたデジタルツイン広告として活用する。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/0e97d616dc5147e8a80bf0d900d9b4f5/sub1.png" alt="" width="1624" height="359"></figure>３．制作されたマップでのイベントの実施 制作されたマップを舞台として、ワールド・ハイビジョン・チャンネルの主催によるゲーム内イベント『原宿eSCRAMBLE Cup』を開催予定であり、イベント終了後はマップの一般公開（※２）を予定している。イベントの実施後は、近未来の渋谷・原宿マップでのプレイが可能となる。<blockquote>≪イベント概要≫ 名称：原宿eSCRAMBLE Cup 内容：FORTNITE内に作られた「近未来の渋谷・原宿」を舞台に、「リアル鬼ごっこ」を実施 開催日時：2023年10月21日(土) 14時～ 場所：FORTNITE内 渋谷マップ・原宿マップ 配信：<a href="https://www.youtube.com/@user-le6cn2gl5l" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">HSGまいざくら公式YouTube</a>で生配信</blockquote>東急不動産は、広域渋谷圏の魅力を高めるため、「PROJECT LIFE LAND SHIBUYA」と題し、多様な人や企業との共創や、交流の仕組み・場づくりを通じて、「創造」「発信」「集積」を循環させ、共感する人や企業とパートナーシップやアライアンスを構築するための様々な取り組みを行っている。「発信」においては、広域渋谷圏のメディア化を掲げ、単なるメディア媒体での広告掲出にとどまらない、新たな面的、体験的な広告価値の創出をめざした取り組みを行っており、その一つとして、デジタルツインを活用した発信力強化に向けた取組みを推進している。無料BS放送、BS12トゥエルビを運営するワールド・ハイビジョン・チャンネルは、今後プロeスポーツチーム「原宿STREET GAMERS」（以下、HSG）の運営を通して展開してきたeスポーツ事業を、メタバース領域にまで拡張していく。今年7月にはメタバース専門のCreator部門をHSG内に設立した。これまでチーム運営で培ってきたパートナー企業との連携力と本業の持つ放送によるリーチ力に独自のメタバースを構築する体制を融合させ、ゲームファンと様々な企業のニーズに応える取り組みを推進していくという。本イベント終了後も、制作された渋谷マップおよび原宿マップを活用した様々な施策を順次企画していく予定だ。<blockquote>※１.広域渋谷圏とは、東急グループの渋谷まちづくり戦略において定めた、渋谷駅から半径2.5kmのエリアのことを指します。 ※２.イベント終了後、原宿STREET GAMERS公式X（旧Twitter）アカウントでマップコードをご案内予定です。 Xアカウント：<a href="https://twitter.com/harajuku_sg?lang=ja" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">@harajuku_sg</a> ※これは独立して制作されたフォートナイト クリエイティブのコンテンツであり、Epic Gamesによりスポンサー、支援、または運営されるものではありません。</blockquote><a href="https://www.tokyu-land.co.jp/news/2023/001026.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急不動産 公式プレスリリース</a>

東急プラザ表参道原宿5階フロア「LOCUL（ローカル）」がリニューアルオープン、体験・共感・共創を生むコミュニケーションの場に

東急不動産株式会社と株式会社アミューズは、広域渋谷圏の魅力を高める取り組み「PROJECT LIFE LAND SHIBUYA」における都市のメディア化等の様々な共創を行うことで合意した。その第一弾施策として東急不動産株式会社の所有施設および、公共空間を活用した新たな広告価値の向上に関する取り組みを行っていく。広域渋谷圏における都市メディアについて広域渋谷圏の魅力を高めるため、東急不動産では「PROJECT LIFE LAND SHIBUYA」と題し、多様な人や企業との共創や、交流の仕組み・場づくりを通じて、「創造」「発信」「集積」を循環させ、共感する人や企業とパートナーシップやアライアンスを構築するための様々な取り組みを行っている。「発信」においては広域渋谷圏のメディア化を掲げ、世界中からの共感を生むような発信力強化を推進するべく、単なるメディア媒体での広告掲出にとどまらない、新たな広告価値の創出をめざした取り組みを行っていく。アミューズ所属のアーティスト・<a href="https://www.sakuradadori.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">桜田通（さくらだどおり）</a>がポニーキャニオンが運営するearly Reflectionの新レーベル“Pandrec”から、今年5月12日に楽曲「MIRAI」でメジャーデビューし、7月19日には同曲のCDリリースを行うことを記念して、渋谷フクラス内、東急プラザ渋谷での複数のイベント開催および、フクラスビジョン（デジタルサイネージ）、フクラスデッキ（渋谷駅から渋谷フクラスへ接続する、道玄坂本設デッキおよび道玄坂仮設デッキ）を面的に連動させた大規模プロモーションを実施。東急不動産は、桜田通の出演作品や音楽活動、プライベートでの渋谷への関わりはもちろん、SNSやデジタルを活用した次世代の取り組みが広域渋谷圏戦略における都市のメディア化による「発信」の面において力強いパートナーになると考え、今回の取り組みに至った。 なお、「東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）」および「フクラスデッキ」を活用したジャック広告、および複数のイベントを連携させた取り組みは、今回が初めてとなる。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/4f336a00cecc42f0ac32e8d5cb0918cd/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202023-07-19%2011.50.53.jpg" alt="" width="2456" height="656"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/c49fbae2b066414a8bd0ab2d7bfe2611/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202023-07-19%2011.50.30.jpg" alt="" width="2462" height="918"></figure><blockquote>桜田通 本人コメント メジャーデビューにあたり、応援して下さっている皆様に『MIRAI』のリリースをより楽しんでいただけるようなことを考えてきました。 僕も馴染みがあり文化の発信地である渋谷という場所で、東急不動産さんのお力を借りて実現させることができ、とても嬉しく思っております。 フクラスデッキやビジョン、東急プラザ渋谷でのイベント、そして初挑戦となる僕の世界観で創る「Sakura da Department」の開催など盛り沢山です！ 新しい挑戦ができることへの喜びと共に、皆さんにとって楽しんでいただけるような時間になると思いますので、是非遊びに来て下さると嬉しいです！</blockquote>※一部のイベントは、7月19日発売の「MIRAI」の予約購入特典となります。詳細については以下ウェブページをご覧ください。 <a href="https://www.sakuradadori.com/news/entry.php?id=358">https://www.sakuradadori.com/news/entry.php?id=358</a> <a href="https://www.tokyu-land.co.jp/news/2023/000987.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急不動産 公式プレスリリース</a> <a href="https://www.sakuradadori.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">「桜田通」Official HP</a>

渋谷フクラス×アミューズ所属アーティスト「桜田通」による施設・空間・広告・イベントが連動した大規模プロモーションを実施

<h3 id="h833bda7db9">人と、はじめよう。東急不動産による「PROJECT LIFE LAND SHIBUYA」が始動</h3>今、東急不動産は“100年に一度”といわれる大規模な開発を渋谷を中心に進めている。この「広域渋谷圏（Greater SHIBUYA）」と銘打たれた東急不動産による開発計画は、渋谷駅から2.5km圏内に位置するエリア全体の職・住・遊の3要素を融合させ「デジタル」「サステナブル」の取り組みの強化によって、新時代の渋谷型都市ライフの実現を目指すものだ。渋谷桜丘エリアに2023年11月竣工予定の大型複合施設「<a href="https://www.shibuya-sakura-stage.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Shibuya Sakura Stage</a>」、2023年10月下旬開業予定のライフスタイル提案型施設「<a href="https://www.forestgate-daikanyama.jp" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Forestgate Daikanyama</a>」、2024年春に開業するカルチャー拠点、<a href="https://harakado.com/promotion/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急プラザ原宿「ハラカド」</a>、2025年2月から供用開始予定の都市と公園の回遊性を高める「代々木公園 Park-PFI計画」など、渋谷の新たな創造と発信のベースとなりえる施設の誕生・竣工・開業が、2023年から続々と控えている。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/c85328f1a3f14a228300287fa2f69fd0/map_pc_forARTICLE.png" alt="" width="2800" height="1826"><figcaption>「広域渋谷圏」のMAP。東急不動産は、広域渋谷の多彩な魅力を活かしたまちづくりに取り組んでいる。</figcaption></figure>商業施設やオフィスビルなど、東急不動産は“場”のプロフェッショナルとして渋谷の街づくりを長年に渡り牽引してきた。都市のハードに向き合い続けた東急不動産が、この100年に一度の再開発の軸に捉えているのは、“人”。デベロッパー主導で推し進める一方向の都市開発ではなく、東急不動産と多彩な領域のステークホルダーが共創し、街で暮らし、働き、遊び、生きる人々と共に、渋谷のまちづくりをはじめることを宣言しスタートしたプロジェクトが、『PROJECT LIFE LAND SHIBUYA』だ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/e76e20d50c484d51a6898151eb3069d8/statement_re.png" alt="" width="1686" height="1378"><figcaption>「PROJECT LIFE LAND SHIBUYA」のステートメント。</figcaption></figure>プロジェクトの合言葉である「人と、はじめよう。」の通り、すでに東急不動産はサステナブル、ウェルビーイング、クリエイティブ、エンタテイメントなど、様々な領域のステークホルダーと共に水面下でプロジェクトを推進している。<a href="https://www.life-land-shibuya.com/article/starting01">人と、はじめよう。PROJECT LIFE LAND SHIBUYAが始動【前編】</a>この「PROJECT LIFE LAND SHIBUYA」は、2023年5月から広域渋谷に誕生する複数の新施設とエリアに紐づくプロジェクトを追いかけながら発信し、期待と共感を集めながら人と人をつなげていく。▶︎「<a href="https://www.life-land-shibuya.com/contact">PROJECT LIFE LAND SHIBUYA</a>」へのお問い合わせはこちら

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