<h2 id="h42fe0936b0">「クリエイターたちが集まる場所」を体現した映像</h2><div style="left: 0; width: 100%; height: 0; position: relative; padding-bottom: 56.25%;"><iframe src="https://www.youtube.com/embed/qdYSq2QhzvI?rel=0" style="top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%; position: absolute; border: 0;" allowfullscreen scrolling="no" allow="accelerometer; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share;"></iframe></div>「HARAKADO since 2024.4.17」は、「ハラカド」開業前のとある一日に招かれた水曜日のカンパネラ・詩羽さんが主人公となり、様々なクリエイターと出会いながら新しい文化が芽生える現場を体験していく様子が描かれている。撮影が行われたのは、「ハラカド」の開業まで2週間あまりに迫った3月28日。早朝の7階フロアに向かうと、まだ養生テープや梱包資材が残ったままの館内に無数の出演者、クルー、機材がひしめいていた。ショートフィルムのクライマックスを飾る、ドローンを駆使した屋上テラスでのダンスパートが始まるようだ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/10532c176af848ac8047cac875df955f/_DSC2717.jpg" alt="屋上テラスでの撮影には、実際に「ハラカド」で働くテナント従業員も制服姿で駆け付けた" width="2000" height="1331"><figcaption>屋上テラスでの撮影には、実際に「ハラカド」で働くテナント従業員も制服姿で駆け付けた</figcaption></figure>詩羽さんを中心に、ダンサーやテナント従業員ら約100人が一斉に踊るのは、「ハラカド」のために書き下ろされた水曜日のカンパネラの”四天王”（3rd EP『POP DELIVERY』収録）。アフロ・ハウスとベース・ハウスが交互に押し寄せるユニークなサウンドと、《四天王って知ってんの？／摩天楼で待ってんぞ》の歌詞が印象的なリフレインは、文字通り「ハラカド」に集う人々の一体感を表現したものだという。当日はあいにくの曇天だったが、一滴も雨が降らなかったのはこの楽曲が持つパワーのおかげかもしれない。完成したショートフィルムを踏まえ、これからの「ハラカド」と、変化を続ける原宿に期待することを詩羽さんにコメントしてもらった。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/f19927b06604455aa5e86091c5f8b097/_DSC2677.jpg" alt="”四天王”で出演者たちのコール＆レスポンスを巻き起こす水曜日のカンパネラ・詩羽さん" width="2000" height="1331"><figcaption>”四天王”で出演者たちのコール＆レスポンスを巻き起こす水曜日のカンパネラ・詩羽さん</figcaption></figure><blockquote>【詩羽 コメント】 お仕事でご一緒した方や、仲良くさせていただいている方がたくさん出演されているので見ていてとても楽しいですし、クリエイターたちが集まる場所というのが体現された映像になっているなと感じました。特に印象的だったのは、私が出演させていただいた映画『アイスクリームフィーバー』（2023年）が映し出されているシアターで<a href="https://www.life-land-shibuya.com/article/tetsuyachihara" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">監督の千原（徹也）さん</a>とすれ違うシーン。自分が演技している姿を見つめているところが、ショートフィルムのシーンになるというのが新鮮でした。これからの原宿には、「ハラカド」を中心として様々なジャンルのクリエイターたちが集まることで、常に新しいものが生まれ続けるポップな街であり続けてほしいなと思います。</blockquote><h2 id="h419a752a15">未完成、荒削り、余白、それが「ハラカド」の個性</h2>詩羽さんがコメントで触れた「『アイスクリームフィーバー』が映し出されているシアター」というのは、「ハラカド」3階に位置する会員制クリエイティブラウンジ「BABY THE COFFEE BREW CLUB」（以下、BCBC）の中にある「POPCORN THEATRE」のことだ。「クリエイターズ・プラットフォーム」と銘打たれた3階フロアは本ショートフィルムにおいても重要なパートを占めている。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/da7a87c83d22407d8b12a5fac84f3015/harakado_film_thum_02.png" alt="詩羽さん自身が出演する『アイスクリームフィーバー』を見つめるシーンは、BCBC内の「POPCORN THEATRE」で撮影" width="3840" height="2160"><figcaption>詩羽さん自身が出演する『アイスクリームフィーバー』を見つめるシーンは、BCBC内の「POPCORN THEATRE」で撮影</figcaption></figure>たとえば、1分23秒頃のカオスなフォトスタジオ「STUDIO SUPER CHEESE」、インフルエンサーがTikTokを収録する1分43秒頃の「STEAM STUDIO」、元CHAIのマナ・カナさんらが登場する1分57秒頃の「J-WAVE ARRTSIDE CAST」、そして詩羽さんがコーヒーを飲む2分11秒頃のBCBCラウンジのシーンは、すべて3階フロアで撮影されたものである。ショートフィルムを見てから「ハラカド」に訪れれば、ちょっとしたロケ地めぐりも楽しめるだろう。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/94dff3ea0f3e455e8e60fd21b3d95643/_DSC2760.jpg" alt="「STUDIO SUPER CHEESE」では音楽探求家の佐久麻瞬太郎さんによるDJプレイと、カメラマンの北岡稔章さんによるフォトシューティングが同時進行で行われた" width="2000" height="1331"><figcaption>「STUDIO SUPER CHEESE」では音楽探求家の佐久麻瞬太郎さんによるDJプレイと、カメラマンの北岡稔章さんによるフォトシューティングが同時進行で行われた</figcaption></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/605352482735479aab2ccd3619012fa1/_DSC2798.jpg" alt="「BABY THE COFFEE BREW CLUB」には、多方面で活躍するインフルエンサーとクリエイターが勢揃い" width="2000" height="1331"><figcaption>「BABY THE COFFEE BREW CLUB」には、多方面で活躍するインフルエンサーとクリエイターが勢揃い</figcaption></figure>BCBCのコンセプトは、「おいしい珈琲と人が集まる場所に、新しいアイデアが生まれる」。この場所の仕掛け人にして、「ハラカド」全体のクリエイティブ・ディレクターも兼任する株式会社OOAAの大木秀晃さんは、ショートフィルム「HARAKADO since 2024.4.17」について次のように語ってくれた。<blockquote>【大木秀晃 コメント】 自分たちで創っておきながら言うのもなんですが、未完成、荒削り、余白、そういったことを感じました。ただ、それが「ハラカド」の個性であり、ある意味「完成しない」というのが、原宿らしさだとすると、しかるべくしてこうなったのではないかと思います。撮影当日は、様々なフロアで同時多発的にいろいろなことが起きていて、これがまさに「ハラカド」の面白いところなのではないかと実感することもできました。構造としては、開業前の「ハラカド」の記録と、開業後の「ハラカド」を常に比較できるようになっています。この開業前の状態からどれだけ遠くにいくことができるか？　5年後、10年後、20年後に、このショートフィルムを見た時に、「今と全然違うね！」となるくらい、いい意味で変化が続くことを期待しています。</blockquote><h2 id="h6ecabb093d">たくさんのバトンを繋げてたどり着いた景色</h2>時には屋外で、エントランスで、エレベーターで、地下の「小杉湯原宿」で行われた撮影は、のべ40時間にもわたったという。詩羽さんはもちろん、銭湯の番台に扮したオカモトレイジさん（OKAMOTO&apos;S）、世界的ハウスダンサーのMiyuさん、銭湯絵師のレジェンドこと中島盛夫さん、水曜日のカンパネラの衣装デザインでも知られる3D CGクリエイターのkiyuu.スズキユウさん、原宿を中心に活躍するヘア＆メイクアップアーティストの奈良裕也さん、そして「ハラカド」に事務所を移転したアートディレクターの千原徹也さん……etcといった、第一線で活躍するクリエイターも多数出演している。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/5745ce35b24442ce999810eb1bab6f91/_DSC2701.jpg" alt="" width="2000" height="1331"></figure>また、文化服装学院の生徒である山口空叶夢（やまぐちあとむ）さんが出演するほか、ヘアメイクをベル・エポック美容専門学校の学生が手がけるなど、次世代を担うクリエイターの卵たちが「共創」に参加している点も頼もしい。「HARAKADO since 2024.4.17」の監督と、“四天王”の振り付けを兼任した志村知晴さんも、PROJECT LIFE LAND SHIBUYAのために特別にコメントを寄せてくれた。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/66099a48ce0a439ba57cd191dcfa60e1/_DSC2758.jpg" alt="詩羽さんに演出を伝える監督の志村知晴さん" width="2000" height="1331"><figcaption>詩羽さんに演出を伝える監督の志村知晴さん</figcaption></figure><blockquote>【志村知晴 コメント】 たくさんのバトンを繋げてたどり着いた。 という感慨と、後ろを振り返って「すごい景色だな」 と感謝にあふれました。印象的だったことは、全部においてあります。 というのも、屋上から始まり、ありとあらゆる全ての箇所で、毎回演者さんも変わり、一箇所、一つの現場で目の当たりにすることとは思えない濃度でした。店舗の方・キャストさん・ダンサー・アーティストが数分ごとに目の前に現れ演出をお伝えするという特濃空間でした。クリエイターにフォーカスした空間という点で、これまでの商業施設の中で起こることもより、「ハラカド」はHOTで前衛的であるのではないかと。カルチャーが交わる場所として、ここから生まれるたくさんの景色にワクワクします。</blockquote>「昔々、あのHARAKADOがまだ開業していない日の出来事」を記録した、タイムカプセルのような今回のショートフィルム。何年後かに見返すと、「あの人もこの人も出ていたんだ！」という驚きと発見があるはずだ。なお、動画の終盤で表示されるQRコードを読み込むと……ここから先は、ぜひあなたのスマホで確かめてほしい。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/bc8d9902e1ee45d7a50316a88fb062ee/_DSC2824.jpg" alt="" width="2000" height="1331"></figure>

4月17日に開業した東急プラザ原宿「ハラカド」（以下、「ハラカド」）が、様々なクリエイターたちとの共創作品第１弾となるショートフィルム「HARAKADO since 2024.4.17」を公開。各ジャンルの第一線で活躍するクリエイター、その卵である学生、「ハラカド」の店舗関係者など、総勢約300人が集結したSF映画のようなスケール感は、早くもSNSを中心に話題だ。撮影当日の舞台裏を、キーパーソン3名のコメントを交えながら振り返る。

Official HP

2021年9月、水曜日のカンパネラの2代目・主演＆歌唱担当として加入。22年リリースの「エジソン」がSNSで話題となりMVがYouTubeで5500万再生を突破。
23年には日本のみならず、北京、上海、広州、台北を加えた8都市のアジアツアーを開催、本年2024年3月16日、水曜日のカンパネラ詩羽として初の武道館公演を成功させる。前日の3月15日には自身初となるフォトエッセイ『POEM』で今の自分につながる過去を綴った書籍を発売。また、音楽活動だけでなく、アーティスト、女優、モデルなどマルチな表現方法で自己表現を行う。

アーティスト／ファッションモデル／歌手

詩羽（水曜日のカンパネラ）

子どもの頃の夢は、テーマパークをつくること。ただ、文化的なことが好きで文系を選択したため、文系から建築や街づくりに携わるためにSFCへ進学。専攻は、空間とメディア。その両方に関わる広告業界を選択。博報堂、博報堂ケトルを経て、2020年独立。「商品」につける「おまけ」、「イベント」を「CM」に、「コミュニティ」の「ラジオ」、「お祭り」を「世界に」、など三つ子の魂百まで「リアル」を「メディア」にすることに一日の長がある。興味は、アイデアがどこまでレバレッジするか。座右の銘は、「言ったことしか実現しない。」口癖は、「例えば、極論」

クリエイティブディレクター／株式会社OOAA代表

大木 秀晃

1993年生まれ、武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業。vivision代表児玉裕一に師事。
コンテンポラリーダンス就学のため渡欧・仏し、映像ディレクター・振付師双方として活動。
RAW(生)とPOP（グラフィカル）のテイストを基調にポップからシュールにクールまで演出する。

映像作家／振付師／ダンサー

志村 知晴

2024年4月17日オープン。これまでさまざまなカルチャーを生み出してきた原宿・神宮前エリアが持つヒストリーや、SNSを通じて誰もが発信や自分なりの表現を行う現在の時代背景を踏まえて、「多様な人々の感性を刺激する、新たな原宿カルチャーの創造・体験の場」をコンセプトとしている。

東急プラザ原宿「ハラカド」

「ハラカド」共創作品第 1 弾｜撮影レポート

詩羽が見た同時多発的クリエイティブ。
東急プラザ原宿「ハラカド」のショートフィルム舞台裏に迫る

<h2 id="h340db2d941">渋谷の食と文化が交わる新たな拠点「manoma（マノマ）」</h2>株式会社イートクリエーターと東急不動産株式会社がタッグを組み、2023年10月に<a href="https://www.life-land-shibuya.com/article/nsk" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">代官山を拠点として始動した「日本食品総合研究所」</a>。広域渋谷圏から新しい食文化の創造に挑戦することを目的とする日本食品総合研究所は、2024年3月、「Shibuya Sakura Stage（渋谷サクラステージ）」SHIBUYAタワー38階に新施設「<a href="https://www.shibuya-sakura-stage.com/facility/manoma/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">manoma（マノマ）カンファレンスホール＆レストラン</a>」（以下、manoma）をオープンした。manomaは、イベントや飲食を通して広域渋谷圏を舞台にクリエイティブ産業に関わる企業や人が交わり、スタートアップの交流促進の場となることを目指した「起業支援施設」だ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/195598f38b8c4deeaccb473b3c4b3573/_5_A8539.jpg" alt="" width="2500" height="1668"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/6a59cc9121574f1b8360ab847ae6b2bb/main.jpg" alt="" width="1362" height="766"></figure>manomaは、イベント開催の機能として180インチスクリーンや独自のサウンドシステムを有し、併設するグリルダイニング・ミュージックバーと連携することで、イベントやパーティ、展示会など幅広いシーンに対応する。中でも飲食を通じた多様なコミュニケーションを誘う一角が、グリルダイニング＆ミュージックバーの「STEREO」。モダンで洗練された空間の中でさまざまなカルチャーが交錯し、高層階ならではの高揚感が味わえるオールデイダイニングとなっている。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/0d78eef347da43949819cbc81b0ea5a1/STEREO_reception_79.jpeg" alt="" width="2232" height="1252"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/c2e36c68591543f5b69842ec55710806/STEREO_reception_25.jpeg" alt="" width="2232" height="1252"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/3b730a44a3d7428db06d87ac0111f4d0/STEREO_reception_62.jpeg" alt="" width="2232" height="1252"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/36f991dac7b4481fbb4032b64770efb8/STEREO_reception_9.jpeg" alt="" width="2232" height="1252"><figcaption>渋谷の街を見渡せるパノラマ眺望と空間がシンクロする「STEREO」は東京の“今”の空気感を取り入れた料理を堪能できる約120席のクリエイティブなスペース。フレンドリーなサービスを通じて、友人との食事からパーティ、スタートアップの交流促進まで、渋谷ならではの魅力あるシーンを演出する。（写真提供：manoma）</figcaption></figure>対して、プライベートな空間で上質な時間と料理を堪能できるのが、渋谷における“新時代ガストロノミー”をうたうレストラン、「FUSOU」だ。渋谷の地上の喧騒から抜け出すように38F直通エレベーターで上昇し、扉を開けると現れる静謐な隠れ家のような空間。オープンで臨場感のあるキッチン、モミの木の一枚板を使った8席のカウンターと個室を備えた、シェフズテーブルのレストランだ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/45e08029f22c4573a9dec1257d1bdc33/_5_A8532.jpg" alt="" width="2500" height="1668"></figure>腕を振るうのは、日本食品総合研究所 所属の内田 悟氏。⻁ノ⾨ヒルズの８席限定のアニバーサリーレストラン「unis」のスーシェフをはじめ、リストランテASOや中勢以、BEES Bar by NARISAWAといった都内の有名料理店を渡り歩き、技を磨いてきた実力派の若手シェフである。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/5131f96c144f4a15878700c099771ae6/_5_A8500.jpg" alt="" width="2500" height="1668"><figcaption>「FUSOU」シェフ・内田 悟氏。</figcaption></figure>さまざまな学びや気づきを得ながら、着実にキャリアを重ねてきた内田氏にとって、次なるチャレンジが自店の立ち上げであり、「FUSOUを起点に“渋谷ガストロノミー”を発信していきたい」と期待に胸を膨らませる。多様な人が行き交い、トレンドやカルチャーの最先端を行く渋谷という街だからこそ実現したい食体験、FUSOUにかける想いについて語ってもらった。<h2 id="haf34160910">次世代のシェフに求められるのは「ホスピタリティ」</h2> ─ まず、シェフとしての内田さんのバックグラウンドとキャリアについてお聞かせいただけますか？内田 ： 栃木県の調理専⾨学校に通っていたのですが、当時、軽井沢のレストランで住み込みバイトをしていた時にフランス料理の面白さに気づきました。歴史のある体系化されたテクニックを使いながらも、その店ならではのオリジナリティを織り交ぜて突き詰めていく姿勢に感動したんですよね。学校を卒業した後、料理人としてどの店で働きたいか考えた時に、フランス料理の名門である東京・広尾の「レストランひらまつ」に行きたいと考えました。栃木にひらまつの求人は当然ないので、自分で問い合わせをして何とか面接を受けさせてもらい、ご縁をいただき無事入社することができました。ひらまつへ入社してからは、系列である代官山の<a href="https://www.hiramatsurestaurant.jp/aso/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">リストランテASO</a>に配属され、料理人のキャリアをスタートさせました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/aaf2fb08df0b489298ffaa63856e6f95/_5_B7958.jpg" alt="" width="2500" height="1668"></figure> ─ 実際にプロのフレンチの現場でどのような発見がありましたか？内田 ： フレンチの基礎を学んだのはもちろん、料理の表現の幅を広げていく「楽しさ」や「奥深さ」に触れる経験をしました。例えば、お客様の目の前でサイフォンを使ったスープの抽出を行う演出は、今でこそ多くのレストランで見られる光景ですが、当時はまだどこのお店もやっていない斬新な取り組みでした。また、ASOのスペシャリテの一つである「オマール海老のマリネ」。これは、グラスを横にして食材をお皿に盛る“オブジェ”のような見た目をしており、お客様から大変好評を博していました。このように、料理は味だけに留まらない「驚き」と「感動」を与えられることを、ASOで学びました。 ─ 視覚をはじめとした、五感を刺激するような食体験の表現に触れてきたんですね。内田 ： また、熟成肉専門店の東京小石川・<a href="https://koishikawa-nakasei.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">中勢以内店</a>では、牛肉の調理法や素材を活かす技術はもとより、生産者とのつながりを大切にすることの重要性を知りました。一般的に食材は市場から仕入れますが、当時の中勢以は週末にわざわざマルシェを開き、生産者との交流の場を設けてコミュニケーションを大切にしていました。作り手の想いや愛情がこもった食材にテロワール（その土地の特性）を見出し、素材のポテンシャルを引き立てる料理を目指す姿勢は、とても影響を受けましたね。その後は、南青山のバー「<a href="https://www.beesbar-narisawa-jp.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">BEES BAR by NARISAWA</a>」の⽴ち上げに関わったり、モダンフレンチの「<a href="https://www.toranomonhills.com/gourmet_shops/0080.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">unis</a>」でスーシェフを務めたほか、日本食品総合研究所では料理の監修やメニューの開発、ケータリングやポップアップイベントの企画など、さまざまな活動を行ってきました。 ─ 料理人としてのキャリアを歩むと同時に、プロデューサーやクリエイターとして職能を拡張されてるようにも思えます。内田 ： 色々な経験をさせてもらって今思うのは、料理人はサービスマンであるべきということです。特に今の時代、美味しい料理をつくることは当然として、お客さん目線でいかにホスピタリティを追求するかが肝になってきます。シェフ自身がキャラクター性を持ちながら、包括的な食体験を創造していくことが、特に渋谷のような街では求められていくと思っています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/afbfbad02e804cc9bfca08a07e72f38f/_5_B8208.jpg" alt="" width="2500" height="1668"></figure><h2 id="hf4ac89018d">「FUSOU」の名に込めた、日本らしさと自然の循環</h2> ─ manoma内に開業したレストラン「FUSOU」ですが、コンセプトは何でしょう？内田 ： 古代中国の伝説で、太陽が昇る東海の国にあるといわれる神木を「扶桑（ふそう）」と呼んでいました。それが転じて、日本の異称になっていたようです。森から川、そして海へとつながっていく自然の循環が、四季折々の表情を見せ、季節ごとの旬の恵みを育んでいく。そんな島国日本ならではの風土を活かした食体験を提供したいという思いで、この名前をつけました。FUSOUでは、生産者が心を込めて育てた食材の魅力を最大限に引き出し、季節ごとの日本の風情や美的感覚を料理に昇華させていきます。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/cb8c4e97674d45e2a30ff42435385bb0/sub11.png" alt="" width="1348" height="909"><figcaption>FUSOUでは、全国各地の生産地を訪れる中で出会った選りすぐりの食材を使用。内田氏がこれまで培った経験と感覚、フレンチの技法が組み合わさることで繊細で意表をつくひと皿となる。</figcaption></figure> ─ FUSOUでは、どのような食体験が楽しめるのでしょう？内田 ： FUSOU開業に先立ち、馬喰町のレストラン「<a href="https://nol.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">nôl（ノル）</a>」にてポップアップを開催した際には、日本の冬の味覚を感じられる福井と栃木の食材を用いて、特別なコース料理を提供しました。その時に意識したのは「自然の中の循環」です。最初に山の食材から始まり、次に海の食材、メインは渡り鳥をイメージした鴨料理を提供し、最後に山へまた戻っていくというストーリー仕立てのコースを提供しました。このように、FUSOUでもひと皿ごとに連なっていくストーリーを、料理を通して表現していこうと思っています。素材がありのままに持つ色味の鮮やかさ・麗しさを、フレンチの体系的な技法をベースにしながら日本の情景とリンクさせ、お皿を通して物語を体験していただけます。 ─ 入店までの動線を含めた、お店の空間づくりにもこだわりを感じます。内田 ： 空間でこだわったのは、自然の温もりを感じられる「居心地の良さ」と「付かず離れずの距離感」です。カウンターのテーブルには柔らかくて手触りの良いモミの木を採用し、キッチンと席との間は圧迫感のないゆったりとした距離感をとっています。また、壁は竹のフローリング材を使用し、食器は窯元や工芸作家さんから取り寄せた焼き物を揃えるなど、空間全体に有機的な素材を使うことで、和の雰囲気と自然の循環を意識したつくりにしています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/8fb49f2fea324ac3b77b89e0cab90b1e/fusou_interior.jpg" alt="" width="2500" height="1667"><figcaption>店内は天然石や木材、廃棄竹材などをふんだんに使った自然由来の空間となっている。壁には左官技術から生まれる手づくり感のある表情が、柔らかなライティングによって浮かびあがる。（写真提供：FUSOU）</figcaption></figure><h2 id="h06943419d6">渋谷だからこそ交わる、異文化と“食”の出会い</h2> ─ 内田さんにとって、渋谷の街にお店を開業するのは初めての経験になります。「この街だからこそ」を意識した部分はありますか？内田 ： 渋谷には、クリエイティブ産業を中心とした多様なワーカーが働いていて、同時に音楽やファッション、アートといったカルチャーの交錯点でもある。そのような「時代をつくる」街だからこそ、新しく斬新な食体験をFUSOUでも発信したいですね。FUSOUに来ていただくことで、日本の文化や食材の「旬」を感じてもらえるように、コースの内容も定期的に変えていく予定です。今後は日本酒やノンアルコールカクテルとのペアリングにも、注力していきたいと考えています。FUSOUならではのクリエイションを組み合わせ、季節の移ろいや情景をひと皿に込めた食体験を渋谷から提供していきたいですね。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/ab1ef912072448ca908f5947add67692/_5_B8123.jpg" alt="" width="2500" height="1668"></figure> ─ どういう人にこそ、FUSOUを利用してほしいですか？内田 ： カウンター8名席と個室4名席というプライベートに近い空間なので、取引先や起業仲間、ビジネスパートナーはもちろんのこと、大切な友人や家族、恋人と一緒に過ごす「ハレの日」のシーンでも、FUSOUを使ってもらえると嬉しいですね。また、渋谷はインバウンド需要も高いので、日本のお客様だけではなく、訪日外国人の方にもFUSOUに来ていただき、新しい日本の食文化を体験して欲しいです。 ─ 今後さらに拡張するために、求めているコラボレーターはいますか？内田 ： FUSOUはプライベートレストランですが、manomaに併設する「STEREO」は、グリルダイニング＆ミュージックバーとして、普段使いできるアラカルトスタイルの料理や音楽が楽しめる空間になっています。さらに、manomaは起業支援施設としてカンファレンスホールも備えているため、この場所を軸に多様な人と企業の賑わいが生まれることで、FUSOUとの「関わりしろ」を見出せるのではと感じています。個人的には「食×ゲーム」や「食×ファッション」のような、異業種とのコラボに挑戦してみるのも面白いのではと思っています。日本、渋谷のフードシーンを共に盛り上げていけるような企業やプレイヤーと共創していけたら嬉しいですね。<h3 id="ha6c0ea2391">「manoma カンファレンスホール＆レストラン」 概要</h3>住所：東京都渋谷区桜丘町１番１号 Shibuya Sakura Stage SHIBUYAタワー 38階 営業時間：月-土曜日 11:00-23:00・日曜日 11:00-22:00 定休日：不定休 お問い合わせ：03-6416-1815（直通） 公式HP：<a href="https://manoma-stereo.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://manoma-stereo.com/</a>Grill Dining &amp; Music Bar「STEREO（ステレオ）」受付 <a href="https://lit.link/stereosakurastage" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://lit.link/stereosakurastage</a><h3 id="h7ec804f7ad">レストラン「FUSOU」 概要</h3>住所：東京都渋谷区桜丘町１番１号 Shibuya Sakura Stage SHIBUYAタワー 38階「manoma」内 営業時間：18:00ドアオープン・18:30一斉スタート、土曜日のみランチ営業 12:00ドアオープン・12:30一斉スタート 定休日：日・月 支払い方法：現金・クレジットカード お問い合わせ：TEL: 03-6427-8107 / Mail: <a href="mailto:fusou@nsk-office.com">fusou@nsk-office.com </a>公式Instagram：<a href="https://www.instagram.com/fusou_sakuragaoka/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://www.instagram.com/fusou_sakuragaoka/</a>FUSOU 予約受付 下記URLからオンライン予約をご利用いただけます。 <a href="https://www.tablecheck.com/ja/fusou/reserve/landing" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://www.tablecheck.com/ja/fusou/reserve/landing</a>

2024年3月に、「Shibuya Sakura Stage（渋谷サクラステージ）」SHIBUYAタワー38階に開業した起業支援施設「manoma（マノマ）」。その一角を担うシェフズカウンター型のレストラン「FUSOU（フソウ）」が目指す、新たな食文化との“出会い”や記憶に残る“体験”とは？ 同店のシェフを務める新進気鋭の料理人・内田悟さんに話を聞いた。

FUSOU公式Instagram

1990年⽣まれ。調理専⾨学校卒業後、当時ミシュラン2つ星の代官⼭リストランテASOにて経験を積む。熟成肉の名店中勢以内店を経て、2018年よりミシュラン2つ星・Worldʼs 50 Best Restaurants常連NARISAWAにてBEES BAR by NARISAWAの⽴ち上げに関わる。2020年より⻁ノ⾨ヒルズの8席限定のアニバーサリーレストラン「unis」の開業時スーシェフに就任。今春、渋谷に待望の旗艦店「FUSOU」をオープン。​​

FUSOU シェフ

内田 悟

渋谷駅中心地区のラストピースであり「職・住・遊」を兼ね備えた大規模複合施設「Shibuya Sakura Stage（渋谷サクラステージ）」のSHIBUYAタワー38階に開業した起業支援施設。広域渋谷圏を舞台に活躍するクリエイティブ産業に関わる企業や人、スタートアップの交流促進を目指す。渋谷の街の喧騒から38階の高層階へ移動することで得られる静寂と高揚感を表現した光に包まれた空間で人々を迎える。

manoma カンファレンスホール＆レストラン

FUSOU シェフ｜内田 悟

“時代をつくる街”に誕生─ 
FUSOUが渋谷で提案する
新時代のガストロノミー

シンガーソングライターのsetaさんと、ギタリスト／プロデューサーの佐橋佳幸さんが2020年に始動した「うたのカレンダー」。いわゆるバンドや音楽ユニットとは異なるこのプロジェクトは、街そのものがステージとなる自由な表現形態と肩肘張らないパフォーマンスで、コロナ禍の渋谷に訪れた人たちを元気づけてきた。2人の近況や、今後の展望について話を伺った。

岡山県生まれのシンガーソングライター。2016年に渋谷のレーベル創業メンバーと出会い、本格的に音楽活動を開始。 現在は、絵や物語の執筆も積極的に展開し、初の個展ツアー『My name is...』を国内外で開催。

シンガーソングライター／クリエイター

seta（セタ）

note

1983年「UGUISS」のメンバーとしてエピック・ソニー（現在のエピックレコード・ジャパン）からデビュー。バンド解散後は数多くのミュージシャンのセッション・ギタリストとしてレコーディング、ライヴで大活躍を続けている。そのおもなミュージシャンとして小田和正、山下達郎、竹内まりや、佐野元春、桑田佳祐、坂本龍一など現在の音楽シーンをリードする大物アーティストがほとんど。並行して小倉博和とのギター・デュオ「山弦」でも活動中。

ギタリスト／音楽プロデューサー

佐橋佳幸

“Unknown（＝未知）” な才能に触れるカフェギャラリー。まだ何色にも規定されていない才能にリスペクトを込めて、空間デザインからフードやドリンクまでモノクロな世界観を表現。ギャラリースペースとカフェスペースには、マンガ誌アプリ「少年ジャンプ＋」の短編から新進気鋭の漫画家の作品を展示、60日ごとに新たにし、新しい才能を応援するとともに、来店者にUnknownな作品とのリアルな遭遇という体験を提供している。

The Unknown Cafe Gallery Harajuku

seta & 佐橋佳幸｜うたのカレンダー

次世代に名曲のバトンを。音楽の聴こえる街・渋谷で、
「うたのカレンダー」が歌い継ぐもの

<h2 id="h21205b09ad"> 広域渋谷圏を舞台とした「都市のメディア化」</h2>渋谷駅から半径2.5km圏内の“広域渋谷圏”の魅力を高めるための東急不動産による取り組み、「PROJECT LIFE LAND SHIBUYA」。多様な人や企業との共創や交流を通じて、「創造」「発信」「集積」を渋谷の街で循環させることを目的としている。その中の「発信」において東急不動産が構想するのが、広域渋谷圏の街そのものを多面的に活用した「都市のメディア化」。看板やサイネージ等の屋外広告物とイベントスペースを面的に連動させることで渋谷のまちの発信力を向上させることを目的に、単なる既存のメディア媒体での広告掲出にとどまらない、新たな価値創出の可能性を探っている。そんな都市のメディア化プロジェクトの第一弾施策が、<a href="https://www.sakuradadori.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">アーティスト・桜田通</a>のメジャーデビューにおけるプロモーション展開だ。2005年に映像デビュー、ミュージカル版「テニスの王子様」の主人公・越前リョーマ役に抜擢されて以降、様々な話題作に出演。近年ではドラマ「コーヒー&amp;バニラ」やNetflix「今際の国のアリス」シリーズ、映画「大名倒産」では初めて時代劇に挑戦するなど、役者として活動の幅を広げている。一方で、自身の想いをより広く届けていくアプローチの方法としてアーティストとしての活動を開始。2023年5月12日、ポニーキャニオンが運営するearly Reflectionの新レーベル“Pandrec”より楽曲「<a href="https://youtu.be/Be677K6Sd-A?si=pM4z_YSoZQ-bnoN7" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">MIRAI</a>」でメジャーデビューした。<div style="left: 0; width: 100%; height: 0; position: relative; padding-bottom: 56.25%;"><iframe src="https://www.youtube.com/embed/Be677K6Sd-A?rel=0" style="top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%; position: absolute; border: 0;" allowfullscreen scrolling="no" allow="accelerometer; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share;"></iframe></div><h2 id="h638d45886d">渋谷フクラスとコラボレーションした広告ジャック</h2>街をメディアと見立てプロモーションしていくという実験的な今回の試みの舞台となったのが、複合施設「<a href="https://www.shibuya-fukuras.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）</a>」。まず、渋谷駅西口と東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）を直通で繋ぐ歩行者デッキの“フクラスデッキ”と、施設入り口に位置するデジタルサイネージの“フクラスビジョン”を期間限定（どちらも8/13終了）で「MIRAI」が広告スペースをジャック。これは2019年に開業した東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）にとっても初の試みだ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/56bbc7bb44da4c30ac8e688975916a91/_O0A1707.jpg" alt="" width="5000" height="3335"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/9fa54a00f1534a2d9556332cf423dd88/_MGL5000.jpg" alt="" width="5000" height="3335"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/4aa76b707eb1441f803f5d7a6926c103/imgpsh_mobile_save-1.jpg" alt="" width="2048" height="1536"><figcaption>写真：東急不動産 提供</figcaption></figure><h2 id="hae9fe5bded">桜田通の世界観が展開されたPOPUP「Sakura da Department」</h2>今回のプロモーションは屋外の広告掲載のみにとどまらない。8月12日・13日には、東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）の屋内でも期間限定の特別イベントが実施された。3Fのフロア「111 –ICHIICHIICHI- 」にて実施されたのは、桜田通初となるPOPUP「Sakura da Department」。スペースに入場すると、まず目に入るのは壁一面に掲示された、臨場感あふれるライブ写真のパネル展示「Dori’s Live Photography」。これは2023年5月、6月に行われたデビューツアー「Dori Sakurada Debut Tour 2023 “Retrograde Satellite”」の様子を特別公開したものだ。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/1da74c6593bf4ceaaa794282160977db/_MGL4523.jpg" alt="" width="5000" height="3335"></figure>他にも、「MIRAI」がつくられた本人の自宅スペースを再現し、こだわりの私物やインテリアを展示した「Dori’s Room」、美容通の桜田がセレクトしたアイテムが並ぶセレクトショップ「Dori’s Select Shop」、桜田の過去グッズを販売する「Dori’s Good Store」など、桜田のこれまでの軌跡や表現を全身で浴びるような空間が展開された。今回のPOPUPのオリジナルグッズとして、バンドメンバーであり桜田の友人でもある慎之助（バンド『DISACODE』Ba.）が「MIRAI」をイメージして描き下ろしたTシャツも販売された。<h2 id="h8052c14818">桜田通本人がファンと触れ合う限定イベント</h2>さらにこの8月12日・13日には、東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）の18階に位置するラグジュアリーなルーフトップレストラン「CÉ LA VI TOKYO」を貸し切り、イベント参加券付きCD「MIRAI」の購入者を対象にサイン会・CDアザージャケットお渡し会・ハイタッチ会を行った。「フクラスデッキ」「フクラスビジョン」といった屋外ジャックやPOPUPで桜田通の世界観に触れた来場者たちは、本人の登場を前に喜びと興奮を隠せない様子で、応援と感謝の言葉を交わしていた。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/c92fefa3a08c4c42ba438c8dc9d7a881/_MGL4828.jpg" alt="" width="5000" height="3335"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/08b8770c53a34ffbbaa35537f5af75df/_MGL4311_trimming.jpg" alt="" width="4490" height="3028"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/31775412f00b42269b3b5e8739b3635f/_MGL4432.jpg" alt="" width="5000" height="3333"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/95fd0227a3dc4027bb71be63cad578df/_MGL4423.jpg" alt="" width="5000" height="3335"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/e6b81a046709458497df774d355de13b/_MGL4745.jpg" alt="" width="5000" height="3335"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/fbdbffe0097040989c26c7859e55dc8b/_MGL4891_trimming.jpg" alt="" width="4039" height="2636"></figure>リリースイベント終了後には、桜田本人がサプライズでPOPUPスペースを訪れるというサプライズも。発信する側・受け取る側という従来のアーティストとファンの垣根を超えた、手触りのある新しいファン・コミュニティの形がこの東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）で生まれているようだった。今回の渋谷フクラスジャックと連携したリリースイベントは多数のニュース記事に取り上げられ、SNSでも大きな反響を呼んだ。東急不動産による「都市のメディア化」のプロジェクトはまだ始まったばかり。今後も広域渋谷圏のエリアや施設をさらに横断して街をジャックする、ワクワクする未来のプロモーションの形が生まれていきそうだ。<blockquote>▼実施内容 詳細 デッキ広告（フクラスデッキ） 7月14日～8月13日 掲出時間：期間中常時掲出 ビジョン広告（フクラスビジョン） 7月17日～7月24日、8月6日～8月13日 放映時間：8時～24時の間、5分間に30秒の映像が2回放映（19時以降は無音放送） Sakura da Department（東急プラザ渋谷 3階 111） 8月12日・13日 開催時間：11時～20時 「MIRAI」リリース記念イベント（東急プラザ渋谷 18階 CÉ LA VI TOKYO） 8月12日・13日 ※予約特典の限定イベント</blockquote>▼「桜田通」 Official HP <a href="https://www.sakuradadori.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://www.sakuradadori.com/</a> ▼「MIRAI」 Official Music Video <a href="https://youtu.be/Be677K6Sd-A" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://youtu.be/Be677K6Sd-A</a>

俳優として活動する傍ら、ポニーキャニオン内early Reflectionが運営する新レーベル“Pandrec”から、2023年5月12日に配信Sg「MIRAI」でメジャーデビューした桜田通。同曲のCDリリースを記念して、東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）を活用して行われた期間限定の大規模プロモーションの様子をレポートする。

2005年のドラマ「瑠璃の島」にて映像デビュー。ミュージカル版「テニスの王子様」（06〜 07） の主人公・越前リョーマ役に抜擢されて以降、様々な話題作に出演。最近では、ドラマ「コーヒー&バニラ」や、世界的に人気の高いNetflix「今際の国のアリス」シリーズに出演をきっかけに、グローバルを視野にいれた活動に注力。現在テレビ東京で放送中のドラマ「クールドジ男子」では主演、さらに「大名倒産」で映画では初めてとなる時代劇に挑戦するなど、役者としての活動の幅を広げている。10代での映像デビュー以降、数々のドラマや映画に出演し研鑽を積み上げてきた役者業はもちろん、自身のSNSでの影響力がファッション業界などで高く評価され、有名メゾンをはじめ様々なクリエイターやファッション感度の高い若者からも大きな支持を得る。様々な活動の中で、自身の想いをより広く届けていくアプローチの方法として、アーティストとしての活動を決意。2023年5月12日、ポニーキャニオンが運営するearly Reflectionの新レーベル“Pandrec”より楽曲「MIRAI」でメジャーデビュー。

アーティスト

桜田通

道玄坂一丁目にあった旧東急プラザ渋谷を含む周辺一帯の再開発得エリア内に建設された「渋谷フクラス」は、渋谷を訪れる人々にとって渋谷駅西口の玄関口となっている。渋谷は多様な人と文化が集まる、日本でも有数のターミナルシティ。そこで渋谷フクラスの１階部分にはバスターミナルと観光支援施設を併設し、渋谷駅周辺の国際競争力を一段と強化。さらに東急プラザ渋谷ではインバウンド需要も視野に入れたショッピングや飲食の場を提供するなど、都市型観光拠点としての環境を整備している。新たなトレンドの発信拠点となり、あらゆる人々が渋谷で自分らしく過ごすことで得られる幸福を大きく膨らませ、豊かな人生を楽しめる場所を目指している。

東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）

桜田通｜アーティスト

桜田通が渋谷フクラスをジャック、
メジャーデビューシングル「MIRAI」
発売記念イベントレポート

東急不動産株式会社と株式会社アミューズは、広域渋谷圏の魅力を高める取り組み「PROJECT LIFE LAND SHIBUYA」における都市のメディア化等の様々な共創を行うことで合意した。その第一弾施策として東急不動産株式会社の所有施設および、公共空間を活用した新たな広告価値の向上に関する取り組みを行っていく。広域渋谷圏における都市メディアについて広域渋谷圏の魅力を高めるため、東急不動産では「PROJECT LIFE LAND SHIBUYA」と題し、多様な人や企業との共創や、交流の仕組み・場づくりを通じて、「創造」「発信」「集積」を循環させ、共感する人や企業とパートナーシップやアライアンスを構築するための様々な取り組みを行っている。「発信」においては広域渋谷圏のメディア化を掲げ、世界中からの共感を生むような発信力強化を推進するべく、単なるメディア媒体での広告掲出にとどまらない、新たな広告価値の創出をめざした取り組みを行っていく。アミューズ所属のアーティスト・<a href="https://www.sakuradadori.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">桜田通（さくらだどおり）</a>がポニーキャニオンが運営するearly Reflectionの新レーベル“Pandrec”から、今年5月12日に楽曲「MIRAI」でメジャーデビューし、7月19日には同曲のCDリリースを行うことを記念して、渋谷フクラス内、東急プラザ渋谷での複数のイベント開催および、フクラスビジョン（デジタルサイネージ）、フクラスデッキ（渋谷駅から渋谷フクラスへ接続する、道玄坂本設デッキおよび道玄坂仮設デッキ）を面的に連動させた大規模プロモーションを実施。東急不動産は、桜田通の出演作品や音楽活動、プライベートでの渋谷への関わりはもちろん、SNSやデジタルを活用した次世代の取り組みが広域渋谷圏戦略における都市のメディア化による「発信」の面において力強いパートナーになると考え、今回の取り組みに至った。 なお、「東急プラザ渋谷（渋谷フクラス）」および「フクラスデッキ」を活用したジャック広告、および複数のイベントを連携させた取り組みは、今回が初めてとなる。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/4f336a00cecc42f0ac32e8d5cb0918cd/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202023-07-19%2011.50.53.jpg" alt="" width="2456" height="656"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/a63e6803d259484297a4bcaf3d8d48e5/c49fbae2b066414a8bd0ab2d7bfe2611/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202023-07-19%2011.50.30.jpg" alt="" width="2462" height="918"></figure><blockquote>桜田通 本人コメント メジャーデビューにあたり、応援して下さっている皆様に『MIRAI』のリリースをより楽しんでいただけるようなことを考えてきました。 僕も馴染みがあり文化の発信地である渋谷という場所で、東急不動産さんのお力を借りて実現させることができ、とても嬉しく思っております。 フクラスデッキやビジョン、東急プラザ渋谷でのイベント、そして初挑戦となる僕の世界観で創る「Sakura da Department」の開催など盛り沢山です！ 新しい挑戦ができることへの喜びと共に、皆さんにとって楽しんでいただけるような時間になると思いますので、是非遊びに来て下さると嬉しいです！</blockquote>※一部のイベントは、7月19日発売の「MIRAI」の予約購入特典となります。詳細については以下ウェブページをご覧ください。 <a href="https://www.sakuradadori.com/news/entry.php?id=358">https://www.sakuradadori.com/news/entry.php?id=358</a> <a href="https://www.tokyu-land.co.jp/news/2023/000987.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東急不動産 公式プレスリリース</a> <a href="https://www.sakuradadori.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">「桜田通」Official HP</a>

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