PROJECT LIFE LAND SHIBUYA
広域渋谷のまちづくり LIFE LAND SHIBUYA
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ARTICLE

サクラステージで芽吹いた
「ディープテック×渋谷」の現在地——
SAKURA DEEPTECH SHIBUYA Demo Day レポート

SAKURA DEEPTECH SHIBUYA Demo Day

2026.02.03

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渋谷サクラステージ セントラルビル12階にオープンした「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA(以下、SDS)」は、ディープテック・スタートアップの成長を支援するコミュニティ拠点だ。東急不動産が主導し、渋谷をグローバルなディープテック・スタートアップのハブへと押し上げることを目指している。国内外の大学・研究機関、自治体、VC、民間企業と連携しながら、多彩な支援を提供するプログラムを展開している。

2025年12月4日、開設1周年を祝うアニバーサリーイベントと合わせ、アクセラレータープログラムに参加した国内外のスタートアップ10社の成果発表の場となる「Demo Day」が開催された。半年にわたる伴走を経て、彼らはどのような手応えを掴み、日本、そして世界との関係を深めてきたのか。多彩なゲストが登壇した当日の様子を、関係者へのインタビューとともに振り返る。

ネットワーキングの様子

発信力に溢れる渋谷をディープテックの聖地に

東急不動産 都市事業ユニット 渋谷事業本部 執行役員 本部長 黒川泰宏氏

冒頭の挨拶に立った東急不動産の黒川氏は、同社がこれまで広域渋谷圏でスタートアップ支援に取り組んできた背景を語った。2025年5月発表の中期経営計画において、スタートアップエコシステムの共創を通じた産業育成は、広域渋谷圏における「一丁目一番地」の施策とされている。東京の国際競争力を牽引する街として、今後も支援を加速させていく考えだ。

設立からおよそ一年が経ったSDSは現在、200を超える産官学パートナーが集う場へと成長。グローバルなコミュニティ形成と高水準のプログラムを両輪に、渋谷のアセットを活用した共創の裾野をさらに広げていくと意気込んだ。

Scrum Ventures  General Partner 兼 最高執行責任者 スクラムスタジオ 代表取締役社長 髙橋正巳氏

東急不動産とともに、SDSを舞台としたアクセラレータープログラム「Sakura Deeptech Shibuya Accelerator」を運営するのは、国内外で豊富な投資実績をもつベンチャーキャピタルのスクラムベンチャーズと、大企業とスタートアップの事業共創の実績を持つスクラムスタジオだ。

2025年6月のプログラムキックオフ以来、約半年間にわたり、国内外のパートナーとのマッチングやメンタリングを継続。多種多様なメンター陣から採択企業に対し、産官学の視点、国際的な視野、技術とビジネスの両面から資金調達に至るまで、実践的なアドバイスが提供されたという。

初年度となる今回は、AI・ロボティクス・クライメートテック領域にフォーカスし、PMFが見え始めた成長期のスタートアップ10社を採択。公募には世界20カ国から156社が応募し、日本市場へのインパクトや具体性を重視した選考が行われたという。

東急不動産株式会社 渋谷事業本部 スタートアップ共創G グループリーダー 小泉雅昭氏

メディア向けトークセッションでは、スクラムスタジオの髙橋氏と東急不動産の小泉氏が登壇。小泉氏は、渋谷でディープテックを支援する意義について「ディープテックは時間も資金もかかるハードルの高い領域だが、渋谷が持つ多様な価値観や発信力と掛け合わせることで、大きなシナジーが生まれる」と説明した。

「研究機関、スタートアップ、大企業が同じコミュニティに属することで、コストのかかるディープテックを支えられる」と語る髙橋氏。アジア市場へのゲートウェイ、そして実績ある製造業とのシナジーなど、日本ならではの強みを活かしたSDSの独自性が強調された。今後も一期生、二期生、三期生と世代を重ねながら、コミュニティの輪を継続的に広げていく構想だ。

SDSを契機に日本と深くつながるチャレンジャー

Demo Dayの主役は、プログラムを走り抜けた10社のスタートアップたち。まずは事業会社との実証実験や協業といった、具体的なアクションが見え始めた3社のプレゼンテーションを紹介する。

Verobotics
Veroboticsは自律型ロボットによって高層ビルの外壁清掃・点検を自動化するスタートアップだ。BMUやゴンドラ、クレーンに依存せず、軽量なロボットをファサードに直接設置することで、1人のオペレーターが複数台を遠隔で管理できる。清掃と同時に外壁の状態をデータ化し、ひび割れや劣化を早期に把握できる点も特徴だ。

またDemoDayに先んじて、渋谷サクラステージの屋外で東急不動産との実証実験を実施。SDSのコミュニティを活用した成果は、今後10年で労働者の75%が定年を迎えると予測される日本市場においても大きな足がかりになるだろう。

Foundation Alloy
Foundation Alloyは世界初の完全固体プロセスによって、金属を原子レベルで精密に設計する次世代合金メーカーだ。従来の「溶かして固める」製法を用いず、性能向上と省エネルギー、高速開発を同時に実現しようとしている。

SDSを通じた成果として、年間約400万丁の包丁を製造する貝印との協業検討を開始。従来は約45%が廃棄されていた材料ロスを大幅に削減できる可能性が示された。日本の製造業や自動車産業との連携を通じ、素材開発の在り方そのものを更新しようとしている。

Loliware
Loliwareは、AIを活用した海藻由来素材のプラットフォームを展開し、プラスチック代替となる再生型素材の社会実装を目指すスタートアップだ。既存のプラスチック製造設備と高い互換性を持ちながら、カーボンネガティブを実現できる点を強みとしている。先進的な技術が、既存産業や暮らしの中へと着実にステップを踏んでいく。これら3社の進展は、まさにSDSが持つ「渋谷のアセット」と「共創のスピード感」を最大限に生かした成長の歩みであり、この場所が持つプラットフォームとしての価値を強く印象付けるものだった。

156社から選抜された、多種多様なスタートアップたち

残る7社もそれぞれ異なる技術領域から成果を発表。ディープテックが向き合う課題の広がりと、グローバルな視点を感じさせるプレゼンテーションが並んだ。

Code Metal
https://www.codemetal.ai/
Code Metalは、AIを用いてPythonなどの高水準言語をCPU・GPU・FPGAといった各種ハードウェア向けに自動変換・最適化するプラットフォームを開発している。単一のコードベースを保ったまま、異なるチップ環境に対応できる点が特徴で、エッジデバイスやロボティクス分野での活用が想定されている。

Novathena
https://novathena.ai/
Novathenaは、熟練者の作業ノウハウをロボットの動作に変換する「Physical AI OS(PAIOS)」を提供するスタートアップだ。属人的になりがちな業務プロセスをデジタル化し、再学習を必要とせずに安全なロボット制御を可能にする。

Impossible Metals
https://impossiblemetals.com/
Impossible Metalsは、海洋生態系への影響を最小限に抑えながら、重要鉱物を回収する自律型ロボティクス技術を開発する企業。ニッケルや銅といったエネルギー転換に不可欠な鉱物を対象とし、従来の採掘手法と比べて環境負荷の低減を目指している。

Aikido Technologies
https://www.aikidotechnologies.com/
Aikido Technologiesは、モジュール構造を採用した浮体式洋上風力発電プラットフォームを開発している。ピン接合によるシンプルな構造を特徴とし、短期間での組み立てや分散型製造を可能にする設計だ。深海や強風地域への設置、大型風力タービンへの対応も視野に入れている。

Ex-Fusion
https://ex-fusion.com/
今回のプログラムでは唯一の日本企業となったEx-Fusionは、レーザー核融合によるエネルギー生成技術の研究開発を進めるスタートアップ。化石燃料に依存しないカーボンニュートラルなエネルギー源として、将来的な発電利用を見据えている。レーザー技術を基盤とした核融合アプローチは、他産業への応用可能性も含めて研究が進められている。

Thermulon
https://www.thermulon.com/technology
Thermulonは、防火・断熱材として注目されるエアロゲルを、低コストかつスケーラブルに製造する技術を持つ企業。独自の新たな製法により、設備投資や運用コストの削減を可能にし、自動車、建設、産業用断熱など幅広い用途でのスケールを目指している。

Edgenesis
https://jp.edgenesis.ai/
Edgenesisは、AIモデルとIoTデバイスを相互接続するエッジAI向けミドルウェアを提供する企業。産業用途やモビリティ分野での活用を見据え、マルチベンダー環境に対応し、デバイスドライバーの自動生成によって迅速な対応を可能にする点が特徴だ。

視野を広げるパネルディスカッション

Michael Cottrell氏(CPO, Octopus Energy Japan)
壇上中央・中楯知宏氏(株式会社アルガルバイオ, 国内事業開発グループリーダー)、壇上右・関口 愛理氏(we+, シニアデザイナー)

イベントでは「Beyond Barriers: Collaborating with Japanese Corporates」と「How can we make Shibuya as Hub of Creative Deeptech?」と題した2つのパネルディスカッションも行われた。

前者では、海外スタートアップと日本企業が協業する際に直面する意思決定やスピード感の違い、信頼関係の築き方といった実務的な課題を、双方の視点から掘り下げた。後者では、アートや音楽、ファッションなど多様なカルチャーが集積する渋谷を舞台に、ディープテックを掛け合わせることで生まれる新しい体験や価値について議論が交わされた。

技術を社会に実装するための「現実的な越え方」と、渋谷ならではの「未来の描き方」。2つのセッションは、SDSが目指すディープテックの現在地とその先を対照的に示していた。

パートナーと採択企業が振り返る、SDSの一年目

多様なプレイヤーが交流する、充実した内容となった一日。さらにSDSが更に飛躍する一助とするため、一年を振り返った成果と来年度以降の展開について、パートナーと採択企業にいただいたコメントを掲載する。

Brinc Japan株式会社 代表取締役 岡澤恭弥氏

Brinc Japan 岡澤恭弥氏

Q.SDSには、どのような立場・役割で関わってきましたか?
キャリアの出発点は銀行における約28年間の投資・融資で、大企業からスタートアップまで幅広くファイナンスに携わってきました。直近ではBrincでアジアのスタートアップエコシステムづくりを進め、日本進出のタイミングで東急不動産と出会い、現在はSDSのメンタリングに参画しています。短期のアクセラレーションというより、アクセラレーションプログラムを終えたその先を見据え、「日本で何をやるか」「どの企業と組むか」「資金調達や上場までの導線」を卒業後も継続して伴走する立場です。

Q.初年度を通じて見えた、渋谷で取り組む強みとコミュニティの課題は何でしょうか?
ディープテックは10〜20年単位で取り組むテーマで、本気でハンズオンで育成する試みはまだ多くありません。その中で渋谷の一等地に拠点を置き、スタートアップ側だけでなく運営側も同じ熱量で関わることで、一方通行のプログラム提供ではない一体感が生まれていたと感じます。また、採択された10社は完成度が高く、日本市場で挑戦しようとする姿勢自体がコミュニティを刺激していました。一方で浮き彫りになったのはスタートアップ側というより日本側の課題で、革新的な技術をどう受け入れ、社会実装につなげる体制を企業と共にどれだけ早く整えられるかが問われているように感じました。

Q.今後、SDSがどのように広がっていくことを期待していますか?
海外のスタートアップにとって、これまで「日本に行くとして、どこを拠点にすべきか」という旗が立っていませんでしたが、初年度を経て「ディープテックなら渋谷」という認知が芽生え始めています。日本のスタートアップにとっても、世界の起業家と同じ場で机を並べ、成長する体験ができることは貴重で、いずれ世界で勝負したい企業に向いた環境になり得ます。渋谷は「混ざってキュレーションされる街」であり、拠点は渋谷に置きつつPoCは地方で行うなど、地域連携を含めて開いていく形が似合うはず。大手町や丸の内ではなく、しかもディープテックで渋谷という意外性を、継続によってブランドとして強めていくことが重要だと思います。

Scrum Ventures  General Partner 兼 最高執行責任者 スクラムスタジオ 代表取締役社長 髙橋正巳氏

スクラムスタジオ 髙橋正巳氏

Q.アクセラレーションプログラム初年度を通じて、最も大きな成果は何だったと感じていますか?
最大の成果は、海外ディープテックスタートアップが日本市場を理解し、日本企業と「速くPoCまで進め、さらに商品開発・事業化の議論まで前進できた」再現性を作れたことです。例えば、Veroboticsは東急不動産と迅速にPoCへ進み、Foundation Alloyは貝印と商品開発に向けて大きく進展しました。企業とのマッチングにとどまらず、事業共創の伴走支援ができたことを嬉しく思います。

Q.海外スタートアップを多く受け入れて見えてきた、日本(渋谷)のディープテック・エコシステムの強みと特徴、課題は何でしょうか?
渋谷はGoogleやDeNAなど国内外のIT企業のオフィスがあり、スタートアップも集積している一方で、ディープテックという印象はまだ薄い状況です。ただ、生成AI、GPS、タッチスクリーンのように、渋谷の街を歩く方々が日常的に使っている技術の多くは、長い開発期間を要したディープテックでもあります。多様な人が集まる渋谷だからこそ、技術を早く「使われる形」に落とし込み、体験として発信できる強みがあると考えています。

Q.来年度以降、プログラムをどのように進化させていきますか?
来年度は「Creative ディープテック」というテーマを軸に、プログラムをさらに進化させていきます。渋谷の強みである音楽・アート・ファッション・ビューティー・食などのカルチャーと、世界最先端技術を掛け合わせ、どのような化学反応が起こせるか、を追求します。生活者・来訪者が密集する渋谷で実際に試していただき、体験価値を磨きながら、同時に発信を進める「渋谷ならでは」の取り組みを目指します。

東急不動産株式会社 渋谷事業本部 スタートアップ共創G グループリーダー 小泉雅昭氏

東急不動産株式会社 小泉雅昭氏

Q.SDSは渋谷にどのような変化やインパクトをもたらしましたか?
渋谷は観光地としては有名ですが、ビジネス面の認知度はまだ低い状況でした。SDSでは、国内外のスタートアップを対象に成長支援プログラムを実施し、海外の支援団体や大使館とも連携して多くのグローバル系イベントも開催しました。その結果、スタートアップ・大企業・投資家・行政・大学間で新たな連携の機会が生まれ、渋谷に200以上のパートナーが集まるなど、グローバルなスタートアップの拠点となる大きな変化がありました。

Q.東急不動産がディープテック領域を支援する意義を、どのように捉えていますか?
ディープテック分野は多額の研究開発費や長い期間が必要な分野です。当社は「渋谷」という国際的な街で、投資家や企業、行政とも連携し、国内スタートアップの海外進出や海外スタートアップのアジア展開をサポートできる点に意義があります。日本をリードする技術の成長を支え、世界に通用する企業を生み出す役割を担いたいと考えています。

Q.今後のSDSの進化と、渋谷という街の可能性について教えてください。
渋谷の街ならではの実証実験や取り組みは、大きなPR効果が期待できます。地域と連携してスタートアップを支援するだけでなく、新しい技術やサービスを街中で体験できることで渋谷エリアの魅力も高まります。今後も最先端テクノロジーと渋谷のファッション、アート、音楽、食などの文化を融合させ、他にはない新しい体験を創出して世界に発信していきたいと考えています。

LOLIWARE® CEO Sea Briganti氏(写真左)

LOLIWARE Sea Briganti氏

Q.アクセラレーションプログラムへの参加は、事業や技術にどのような影響をもたらしましたか?
SDSへの参加は、AIを活用した海藻由来材料プラットフォームを日本の関係者に紹介し、製造・材料評価・品質基準に深い知見を持つチームから、技術的根拠に基づいた率直なフィードバックを得られる、規律があり建設的な環境でした。これらの対話を通じて、SEA Technology®が、日本で重視される「性能の安定性」「プロセスの安定」「既存の製造インフラとの適合性」といった期待に、どのように合致するのかをより深く理解できました。

また、海藻由来樹脂が短期的にどの領域で価値を発揮しうるのか、パートナーがどこに可能性を見ているのかが明確になり、東急不動産との最初の取り組みを含め、初期パイロットに最適な用途に焦点を絞ることができました。これらの議論では、技術要件と同時に環境性能も評価されました。SEA Technology®樹脂は、既存の設備や製造プロセスを変更することなく、化石由来プラスチックの代替となりつつ、カーボンネガティブ素材への道筋やネットゼロ目標の達成を後押しするよう設計されています。

さらに広い観点では、SDSは、日本の確立された製造エコシステムに新素材を責任ある形で導入していくための、熟慮された枠組みを提示してくれました。この視点は、日本のパートナーとの協業を継続する中で、長期的な関係構築、段階的な検証(バリデーション)、そして性能特性とライフサイクル全体の環境影響の双方に関する透明性の高いコミュニケーションを、どのように進めるべきかを形づくっています。

Q.日本(渋谷)でプログラムを体験する中で、どのような気づきや学びがありましたか?
日本でプログラムを体験したことで、潜在的なパートナーが新素材をどのように評価するのかを、より明確に理解できました。具体的には、「実証された信頼性」「データに裏付けられた性能」「既存システムとの互換性」「スケール前の段階的なテスト」を強く重視する姿勢です。こうした優先事項が対話を通じて一貫して示されたことで、日本市場向けの初期パイロットや検証プロセスの設計にも影響が生まれています。

また、日本のチームが資源効率と環境責任に向き合う姿勢からも多くを得ました。「もったいない」という、素材を丁寧に扱い無駄を避ける考え方は、循環性(サーキュラリティ)を前提に海藻由来樹脂を開発する私たちのミッションと強く共鳴します。私たちの素材は家庭で堆肥化可能(ホームコンポスタブル)であり、ライフサイクル全体でカーボンネガティブな成果につながることを目指して設計されています。この文化的背景は、パートナーと製品設計や環境影響について議論する際の厚みも加えてくれました。

最後に、渋谷における伝統と現代性の共存が印象に残りました。連続性と革新のバランスは、私たちの素材開発の姿勢とも重なります。自然の仕組みに根ざしながら、高性能で化石由来ではない代替素材を前進させ、長期的なネットゼロ目標に貢献していく――その取り組み方を改めて確認する機会になりました。

Q.今後、日本やアジア市場でどのような展開を考えていますか?
日本は、長期的なパートナーシップと成長の観点から、引き続き最重要市場の一つです。SDSでの経験を踏まえ、次のステップとして、プログラムを通じて出会ったパートナーとの対話をさらに深め、日本市場に適した規制面の確認や材料検証を進めていきます。また、東急不動産との初期の取り組みのように、パイロットや共同開発の機会を前進させていく予定です。

アジア全体でも、既存の製造システムに組み込みやすく、企業の脱炭素化やネットゼロへのコミットメントを後押しできる化石由来ではない素材への関心が高まっていると見ています。SEA Technology®樹脂は、必要な性能を満たしながら、時間をかけてカーボンネガティブな素材の道筋を実現していくことを目指しています。信頼性、拡張性(スケーラビリティ)、そして責任ある環境面での前進に焦点を当てた、慎重に設計されたパートナーシップを通じて、地域での展開を広げていけることを楽しみにしています。

SAKURA DEEPTECH SHIBUYA 公式HP
https://www.sakuradeeptechshibuya.com/

TEXT:Yoshihiro Asano/PHOTO:Shoichi Fukumori

SPOT

Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)

日本を代表するターミナル駅である渋谷駅に隣接し、代官山や恵比寿へのアクセスもよい桜丘エリアの約2.6ヘクタールの敷地を一体的に整備して誕生した。SHIBUYAサイド(SHIBUYAタワー、セントラルビル)とSAKURAサイド(SAKURAテラス、SAKURAタワー)で構成される。先行する渋谷駅中心地区の他施設とともに、交通基盤の拡充、様々な機能の導入による拠点性向上と防災機能の強化を行いながら、国際競争力をさらに強化する大規模複合施設。